風の子保育園の実践ブログblog

ちいさな命(2歳児 ゆきぐみ)

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   秋も深まってきましたね~。

園庭のどんぐりもそろそろ終わりそうですが、今年はどんぐり拾いはもちろん、マラカス作りからのリズム遊び、どんぐり転がし等でたくさん遊びました。

どんぐりのたこ焼き⁈を作ったりもしました。

「秋」「どんぐり」を満喫した子ども達です。

 

  最近は、どんぐりと入れ替わるように落ち葉がたくさん落ちています。

Aくんが落ち葉をかき分けて何か探している様子。何かいたようです。

見つけたものを落ち葉と一緒に容器に入れて持ってきたAくん。

Aくん「せんせ~だんごむし~おったぁ~」

保育士(保)「どこどこ⁈ わぁ~、よく見つけたね~ちっちゃ~い」

Aくん「はっぱたべる」(葉をちぎって容器へ)

(保)「葉っぱ食べると?」

Aくん「うん。おうちも」(さらに葉をちぎる)

(保)「寒いけん、だんごむしさん嬉しいかもね」

Aくん「あれ⁈ だんごむしは?」

(保)「え⁈ どこ行った?」

 ※葉をめくったりしてやっと見つけました。

 

(保)「良かったね、おったね」

Aくん「おうちつくるよ」(と、たくさんの葉をちぎり続けていました)

 

 この時期には珍しいだんごむし。

ホントに小さくて、容器の網目から抜け落ちそうなくらいで、ちょっと心配でした。

小さいだんごむしを見つけ、あまりの小ささに その世話をしてあげようという思いが、自然と出てくる事が嬉しいですね。

『命』や『守る』という言葉の意味を説明するのは難しいのですが、2歳児の子どもなりに『命を大事にする』『思いやり』ということが身についてるのかなぁと感じました。

その心や気持ちを途切れさせないように、丁寧な保育や言葉かけを心掛けていきたいと思いました。

 

   そして…最終的に心配していたことが起きてしまいました。

容器の中にだんごむしの姿が見えなくなり、「あれ⁈」と容器をひっくり返してみたり…。

一緒に探したのですが結局見つからず…。

でも、きっとAくんの気持ちが伝わり落ち葉の下に隠れてるのかな~と。そうであってほしいな…。

 

古庄