風の子保育園の実践ブログblog

かわいい ”つぶやき”(2歳児 ゆきぐみ)

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  子ども達と虫探しをすると かわいいつぶやきが聞けます。

 

  外へ出るとカップを持ってきて「だんごむしいく」と保育士に声をかけてくれます。

ダンゴムシがいそうなところまで行って見つけるかとおもいきや……一言。

『○○ちゃん(自分の名前)のダンゴムシは?』と。

(個人所有のダンゴムシはいないかもしれないけど(笑) 言いたいことはわかる♡ 見つけたら○○ちゃんのダンゴムシになるね。一緒に見つけよう‼)

 

  別の所では、ダンゴムシを見つけ、つまもうとすると、ダンゴムシがくるっと丸まってしまいました。

「まるくなったね」と手が止まり、じ~っと観察すると ダンゴムシも安心したのか 体を開きました。

その動きを見て一言…『あっ‼うまれた!』  

(確かに何か産まれた感じに見えました😊  お腹から出てきたのは脚ですが(笑)  いつ開くのか、待ちに待って開いた瞬間に思わず出た言葉がかわいかったです)

 

 数十分 集中して探し、たくさん 容器に入れてる子もいます。

片付けの時には、持って帰りたいような、靴箱に置いておきたいような思いもあるようですが、ダンゴムシの気持ちも考えて…「みんなもあとで お迎えに来たらおうちに帰るでしょう? ダンゴムシさんもおうちに帰りたいって!ママが待ってるかも」なんて話をすると、「うん」と言い 見つけた所へ逃がしてあげてます。

よく見ると立ったまま容器をひっくり返したりもしてますが。(ダンゴムシさん痛そう!)

「そ~っとね。」と声をかけることも😊

逃がしてあげた優しさを認め、「ダンゴムシさん喜んでるかもね」というと、『うん、ばいば~い✋ またね~』

と手を振っていました。

純粋な心に癒されます。

 

小動物の形や色や動きなどの特徴を自然と学ぶとともに、友達だけでなく、小さいものに対する思いやりも持つことができます。 

毎日の経験の全てが成長につながりますね。何一つ無駄ではないなぁと思います。

子どもが発見に気付けるような言葉かけや相手を思いやれるような言葉かけを意識していきたいと思います。

 

《古庄》