つきぐみになり、半年が経とうとしています。
そんな中、嬉しい出来事がありました。
汗をかきシャワーをした日。
「タオルがなーい」とA君。
どうやら最後の1枚だったようです。
必要なものは、保護者の方に口頭で伝えたり、ノートで知らせることも多いのですが、3歳児になり少しづつ自分の物の管理や、必要なものを伝えることの大切さを知る目的で、
「明日シャワーをするかもしれないから、お母さんにタオル2枚お願いしてね」と頼むことにしました。
次の日・・・「タオル持ってきてくれた?」と聞いてみると。「あ・・・忘れちゃった💦」とA君。
「タオルがないとどうなっちゃうかな?」
「シャワー、プールできない・・・」
その日、シャワーはしませんでしたが、タオルがないと困ることに気づいたようでした。
そして、次の日!!
「せんせーい!!!!タオルね、持ってきた!2枚!」とVサイン✌をしながら、登園してすぐに教えてくれたA君❕❕
その、嬉しさと自信にあふれた笑顔は忘れられません!
前日の朝のやり取りでしかタオルの話をしていませんでしたが、家に帰り、自分で思い出し、保護者の方にしっかり伝えられたことに感動し、成長を感じました。
「すごいね!!自分でお母さんに言えたの?」と言うと「うん!ぼく、言えたよ!」と、自信満々でした。
子どもが困っている時、大人の援助が必要な時ももちろんあります。
ですが、全て援助を行うことで、子どもの成長をとめてしまうこともあります。
3歳児という年齢に合わせて、できる範囲でお願いをしてみたり、生活していく中でこれがないと困る、ということを実際に経験することで学び、どうすればいいのか考えることができるんだなと感じます。
その経験が自信になり、年中、年長へと繋がっていきます。
日常生活の中で、自信をもった「できた!!」が少しでも増えるような保育をしたいと思います。
髙本