友達の”存在”や友達が持っているおもちゃが気になり始めた子どもたち。
友達の顔をのぞき込んだり、じっと見てニコッと笑いかけたり、
”気になる” ”関わりたい”という思いから髪の毛や洋服を
引っ張ったりすることも少しずつ見られるようになってきました。
「引っ張ったらいたいいたいだよ」と言葉かけをしたり、「よしよしだよ」と
保育者が頭を撫でる動作を見せたりしながら繰り返し丁寧に伝えています。
また、友達が使っているおもちゃが欲しくて取り合うことも増えてきました。
同じおもちゃでも友達が遊んでいると特別に見えるんですね!!
まだまだ言葉では伝えられないので「貸してだよ」と子どもの気もちを代弁したり、
ジェスチャー(手のひらと手の甲を合わせる動作)で伝えられるようにしているところです。
”おもちゃの取り合い”と聞くと心配される方もいると思いますが、子どもの成長には
大切な経験の1つです。
「あれがしたい!」「これが欲しい!」という意思が育ち、「自分の物だ!」という
執着心が育っている証なのです。
これも心の成長、自我の芽生えへつながります。
子どもの思いを受け止め、共感してもらうことで子ども達が安心して、楽しく園生活が送れるように
していきたいです。
久野