朝晩の気温が低くなり、日中の厚さも和らいで少しずつ秋らしい空気になってきましたね。
先日の運動会を通して、保護者の皆さんには子どもたちの成長した姿を見ていただくことができたように思います。生活面においても、日を追うごとに、子どもが自分でできることが増え、とても嬉しく感じています。
その中でも、この半年で排泄の自立がとても進んだつき組の子どもたち。トイレで排便することができる子どもも増えています。
遊びの途中や給食中に、「うんちでた~!!」とトイレから呼ばれることもしばしば。
そんな時は“絶好のチャンス!”と思い、少しずつお尻の拭き方を伝えています。
① トイレットペーパーを「いち。に。さん。」と数えながら手に巻き取る
② ちぎる
③ お尻の後ろに手を回して拭く
④ トイレットペーパーを見る
⑤ トイレットペーパーが汚れていたら、半分に折りたたむ
⑥ ③に戻る
畳めなくなったら①からもう一度
子どもに「自分で拭いてごらん」と声を掛け、折りたたんだトイレットペーパーを渡した時には、きょとんとしていた子どもたちでした。しかし、保育者が声を掛けながら、少しずつ経験を重ねるうちに、自分でお尻を拭くことへの戸惑いも少なくなっていきました。
手が小さな子どもたちにとって、幅が広く柔らかいトイレットペーパーは少し扱いにくいようで、トイレットペーパーを手に巻き取る間に手の中でくしゃくしゃになったり、ちぎったときにビリビリに破けたりすることもあります。しかし、それも経験です。トイレットペーパーを広げながら丁寧にゆっくり折りたたむことで、くしゃくしゃになることなく、拭くことができることを伝えています。
今では、排便後に保育者を呼ぶ前に自分でお尻を拭いている子もいます。
子どもたちの“自分でできた!!”という気持ちを大切にしながら、声を掛け、子ども一人ひとりに合わせて援助していきたいと思います。
槇本