「にじぐみも おみせやさん したい!」
9月初旬に、つき組(3歳児)のお店屋さんごっこへの参加後に子どもたちから出た言葉です。
子どもたちには、話し合う経験をしてほしいと思い、今回のお店屋さんごっこをするにあたって、何度もクラスの中で話し合いをしました。
まず、何屋さんをするかを決める話し合いでは、レストランやピザ屋さんなど、20個ほどの候補が出た中でお寿司屋さんごっこをすることに決定!!
売るものも子どもたちの話し合いで決め、マグロ、たまご、いくら、巻物になりました。 “どんな素材で作るか“も話し合うと、子どもたちなりにイメージを膨らませて、「いくらは、紙粘土を丸めて絵の具で塗る」など、そのイメージしたものを言葉で友だちに伝える経験もすることができました。
実際に作っていくに当たり、自由あそびの中でも製作できるコーナーを設けたり、全員に経験してほしいと思う工程は活動の中で行ったりと、内容に応じて変化させました。
紙粘土、ティッシュ、折り紙、花紙、不織布などと、色々な素材を使ったこともあり、扱うことに難しさを感じる子もいましたが、やってみたからこそわかることで、保育者が援助しながら1度経験し、その後はできる工程、したい工程の製作を行うようにすることで、全員が参加してみんなで作ることができました。
巻き寿司を作った際には、各班に材料のみを渡し、見本を見せて作り方を伝えず、子どもたちに考えてもらいました。材料をもらうと、すぐに意見を出し合い、作ってみる班もあれば、「どうやって作るか考えないと・・・・」との言葉が出るばかりで、なかなか手が動かない班もありました。「わからないなあ」と言いながらも、ご飯の部分になる緩衝材の幅に合わせて花紙を折ってみる姿もありました。完成した物を切って断面を見ると、「わー!!」と歓声が上がり、とても満足そうな子どもたちでした。
そら組・つき組を招待してのお寿司屋さんごっこが楽しみです😊
槇本