白川保育園の実践ブログblog

「安田式体育遊び」  2歳児ちゅうりっぷぐみ

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「安田式体育遊び」

 安田式体育遊びは器械体操の選手としても活躍された安田祐治氏により考案されました。訓練的指導でなく、子供が熱中出来る体育遊び、運動遊びという概念を提唱され、これまで1000を超える幅広いジャンルの体育遊びの指導法と数々の遊具、器具が生み出されました。よく小学校の校庭にタイヤが埋まった光景を見かけますが、あれも安田先生が考案された遊具だそうです。

 今回は安田式遊具の「カラーマット」を使用しました。
まずは「お馬さんハイハイ」です。

「さあ、進んでいこう!」

途中に鉄棒を設けたサーキットコースを進みます。一つ目の鉄棒にタッチしてくぐった後、次の鉄棒にはぶら下がり足をグーパーさせます。

「グーパー、グーパー♪」

 鉄棒にタッチすることで、転んだ時に咄嗟に手をつくことができるようになり、顔面を守ることができます。また、「お馬さんハイハイ」を後ろ向きですることで、その動きがでんぐり返りにつながるそうです。

「後ろ向きハイハイだよ!」

進む方向さえ決めておけば、サーキットを延々と楽しめます。面白いのは先頭の保育者が動きを変えたら(ハイハイからケンケンになど)、子どもたちがその動きをすぐに模倣するところです。元気一杯のちゅうりっぷさんたちは止まる気配がありません。担任の方がバテてしまい、「そろそろお茶を飲もうか?」と誘いかけ、どうにか一息つくことができました(笑)。

「え〜、まだやめたくないよ〜!」

他の園では5歳児のあとに4歳児、4歳児のあとに3歳児と続いて進むこともあるそうです。(そうか!さくらさんたちに先頭を行ってもらえばいいんだ!)と体力を温存する方法を思い付いた担任。(これはさくらぐみに交渉せねば!)…というわけで、異年齢間の交流を深めるためにも、どうか胸を貸して下さいね、さくらぐみのお兄さん・お姉さんたち!

林 信彦