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さくらさんとのカルタ勝負 (4歳児ひまわりぐみ)

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「さくらさんとのカルタ勝負」 4歳児ひまわりぐみ

年末に教えた通り「あけましておめでとうございます!」と元気良く登園してきたひまわりさんたち。気持ち良く新年が始まりました。
さくらぐみの担任が遅番だったので、ひまわりぐみの部屋でさくらさんと一緒に過ごしました。ままごとや積み木遊びが盛り上がっている時に、さくらの担任が出勤しました。いつもならば、お片付けをしてそれぞれの部屋で活動を始めるのですが、さくらさんから「もっとここで遊びたい!」という声が。なので、土曜日のように異年齢での交流を楽しむことにしました。 お正月らしく「凧上げ」をしようと思いましたが、あいにくの雨・・・。そこで手描きの「双六」をやってみることにしました。まず飛び付いたのはひまわりさん。あまりにも楽しそうだったのでさくらさんたちが次々に参加しました。多すぎて一度に遊べなかったので、もうひとつ「双六」を作るとともに「コマ」も取りだしました。以前「どんぐりゴマ」で遊んだ男の子たちはままごと用のテーブルの上で、指回しゴマを堪能していました。さらに用意しておいたカルタを並べると「それ、な~に?」とひまわりさんたち。そう言えばカルタは初めてでした。さくらさんたちは経験者なので「やろう!やろう!!」と乗ってきました。担任が読み上げるたびにカルタをとっていくさくらさんたちを見て、「ボクもやりたい!」「私も!」とひまわりさんたちも関心を示し始めました。でも文字が読めるさくらさんが有利なのは明白です。幸いこのカルタは「あいうえおばけ」という絵本と内容が一緒なので、札を読み上げるのではなく、絵本のページを見せて、それと同じ絵札をとるというやり方で遊ぶことにしました。そうすることでさくらさんと対等にカルタ勝負をすることができましたよ。
興味がある子は4歳くらいから絵本を読めるようになります。カルタをきっかけに文字に興味を持ち始めるおともだちも多いみたいですよ。今回のカルタ勝負は、ハンデをつけてもさくらさんたちが強かったです。この悔しさをバネにして、憧れのさくらさんたちに追いつこうと、文字を覚え始めるおともだちが続出するかも・・・しれませんよ!
やっぱり年長さんとの交流は、良い意味で刺激的ですね。遊びの楽しみ方を学ぶことができます。カルタ勝負では、同時に絵札をとっても、さくらさんが譲ってくれることが多々ありました。年下に対する気遣いも覚えていくことでしょう。クラスの活動に固執せず、臨機応変に異年齢児との関わりが持てるのも白川保育園の良さでしょうね。
しばらくはクラスでも「あいうえおばけ」のカルタが盛り上がることでしょう。そのうちにさくらさんに勝負を挑みに行くと思いますので、お手柔らかにお願いしますよ、さくらさん!