白川保育園の実践ブログblog

「干支のカレンダー作り」 4歳児ひまわりぐみ

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「干支のカレンダー作り」

 毎年、それぞれのクラスで作るカレンダー。今年も、みんなで取り組みました。
 「十二支のはじまり」という絵本を見て、来年の干支を知ったひまわりさんたち。作るにあたり「イノシシの絵は描けないよ~!」「イノシシのポーズってどんなんだろう?」「イノシシのかぶりものは、やだな・・・」などいろいろな意見が出ました。そこで、「ハサミで画用紙をイノシシ型に切ったらどうだろう?」と提案してみました。以前の造形教室でハサミを使用したことがあったのですが、その時楽しそうな姿とともに、使いにくそうにしていたお友だちもいました。なので、「ハサミを使用する体験を」というねらいがありました。「それがいい!」と子どもたちからの同意を得たので、切り紙にチャレンジすることになりました。
 園では、夏場にフィンガーペインティングなどを楽しみ、出来上がった作品を保管しているクラスもあります。ひまわりぐみでは、さらに造形教室の作品もストックしていました。今回は「いろいろ絵の具」で作った作品を使用しました。
 イノシシの型紙に合わせ担任が線を描き、それを子どもたちが切っていきます。

「線に合わせて切るだけさ!楽勝、楽勝!」

画用紙を縦にするとボーダー、横にするとストライプ柄のイノシシになります。好みに合わせ向きを決めましたが、ストライプ柄の方が人気でした。あえて、目や牙を描き入れなかったのは、イメージを大切にするためです。ただイノシシとわかるように、後日消しゴム版画の「亥」文字をスタンプ押しする予定です。
ハサミの使い方にも個性が出ていました。Jくんの切り方は勢いがすごく、まさに「猪突猛進」でした(笑)。慎重派のHちゃんは丁寧に切っていましたよ。

「カラフルなイノシシでしょ?」

 切り抜いたイノシシをカレンダー用紙に貼り付ける時も向きにこだわりが見られました。「空に駆け上がるイメージ」が人気で、左上がりのイノシシがほとんどでした。

「どうか飛躍の年になりますように!」

 2月の発表会の劇の小道具作りにも取り組みながら、ハサミを使う体験を増やしていきたいと思います。
 来年はいよいよ年長さん。干支のイノシシのように、困難を打破しながら、卒園に向けて歩みを進めていきたいですね!
 みなさん、どうか良いお年を!

林信彦