「干支のカレンダー作り」
毎年、それぞれのクラスで作るカレンダー。今年も、みんなで取り組みました。
「十二支のはじまり」という絵本を見て、来年の干支を知ったひまわりさんたち。作るにあたり「イノシシの絵は描けないよ~!」「イノシシのポーズってどんなんだろう?」「イノシシのかぶりものは、やだな・・・」などいろいろな意見が出ました。そこで、「ハサミで画用紙をイノシシ型に切ったらどうだろう?」と提案してみました。以前の造形教室でハサミを使用したことがあったのですが、その時楽しそうな姿とともに、使いにくそうにしていたお友だちもいました。なので、「ハサミを使用する体験を」というねらいがありました。「それがいい!」と子どもたちからの同意を得たので、切り紙にチャレンジすることになりました。
園では、夏場にフィンガーペインティングなどを楽しみ、出来上がった作品を保管しているクラスもあります。ひまわりぐみでは、さらに造形教室の作品もストックしていました。今回は「いろいろ絵の具」で作った作品を使用しました。
イノシシの型紙に合わせ担任が線を描き、それを子どもたちが切っていきます。
「線に合わせて切るだけさ!楽勝、楽勝!」
画用紙を縦にするとボーダー、横にするとストライプ柄のイノシシになります。好みに合わせ向きを決めましたが、ストライプ柄の方が人気でした。あえて、目や牙を描き入れなかったのは、イメージを大切にするためです。ただイノシシとわかるように、後日消しゴム版画の「亥」文字をスタンプ押しする予定です。
ハサミの使い方にも個性が出ていました。Jくんの切り方は勢いがすごく、まさに「猪突猛進」でした(笑)。慎重派のHちゃんは丁寧に切っていましたよ。
「カラフルなイノシシでしょ?」
切り抜いたイノシシをカレンダー用紙に貼り付ける時も向きにこだわりが見られました。「空に駆け上がるイメージ」が人気で、左上がりのイノシシがほとんどでした。
「どうか飛躍の年になりますように!」
2月の発表会の劇の小道具作りにも取り組みながら、ハサミを使う体験を増やしていきたいと思います。
来年はいよいよ年長さん。干支のイノシシのように、困難を打破しながら、卒園に向けて歩みを進めていきたいですね!
みなさん、どうか良いお年を!
林信彦