「羽振り亭天狗参上!」
先日、学童指導員の福田さんから「子どもたちに素話をしたい。」という申し出がありました。実は落語家としての芸名を持つ福田先生。「きっと面白いに違いない!」と思い、「是非、お願いします!」と即答しました。
さて当日。開口一番に「羽振り亭天狗と申します。」という挨拶を聞いて、「鼻が長くないじゃん!」と突っ込むKくん(笑)。そのやりとりに大笑いするさくらさんたち。つかみはO.K.ということで、早速話が始まりました。
「ねぇ、どうして天狗なの~?」
最初は「米泥棒」のお話。民家に入り、誰もいない隙に米びつから米を盗もうとする泥棒。すると赤ちゃんの泣き声が・・・。あわてて赤ちゃんをあやす泥棒。赤ちゃんが落ち着くと、その場を離れ米を盗みに。しかしまた泣き出す赤ちゃん。静かにさせようとあやす泥棒。それを繰り返しているうちにおばあちゃんが帰ってきて、「赤子の面倒を見て頂いた親切なあなたに何か御礼を。こんなものしかありませんが・・・。」と言って米を差し上げるという「オチ」でした。
「ベロベロバ~!」
話の内容もさることながら、その話し方の面白さに大爆笑していたお友だち。
話が終わると「もっと聴きたい!」とおねだり。アンコールにこたえて「桃太郎」「赤ずきん」「シンデレラ」などをおもしろ可笑しく脚色して紹介。「知ってるシンデレラと何か違~う!」と言いながらも大笑いするAさん。
「もっともっとお話しして~!」という声に「続きは小学生になってからね!」ともったいぶる天狗さん。「小学生になる期待感」を持たせるなんてさすが学童の指導員(笑)!
笑いに包まれた時間はあっという間に過ぎました。普段は怖い話をせがむ子どもたちですが、これからは落語のリクエストもあるかも?と思い絵本を用意しました。
「そろそろ読み頃かな?」
「おはなしマン」が「ねこのピート」の絵本を流行らせたように、天狗さんによって落語ブームが到来するかも・・・しれませんよ!
なぞなぞやクイズが大好きなさくらさんたち。お笑い偏差値も高そうなので「大喜利」のお題でも与えて見ようかな?と考えている担任です(笑)。
林信彦