「なわとびチャレンジ」
「回したなわを跳ぶことができる」のが、4歳児の発達の目安の1つでもあります。すみれぐみの頃から長縄で「大波小波」や「郵便屋さん」を楽しんできて、特に女の子を中心に跳べるようになったお友だちが増えてきました。そこで、 そろそろ「一人用なわとび」にもチャレンジしてみようかなと考え、なわを持って来て頂くようにクラス便りでもお願いをしました。
早速10名ほどなわを持って来ました。全員のなわが揃ってから取り組もうと考えていたのですが、「早くやりたい!」と催促が(笑)。
ひとまず、やりたいお友だちだけチャレンジしてみることにしました。
朝の情報番組で「なわとび特集」があり、それを思い出した担任。足首を傷めないように回す前に地面になわを置き、それをまたいで跳ぶことから始めました。
「これでいいの?か~んたん♪」
次になわを握り、回してまたぐという動作を練習しました。様子を見ているとなわを後ろに回すお友だちもいました。利き手と同じように、回しやすい方向があるんでしょうね。癖になる前に、なわを片手に持ち前に回す練習をしました。
「前に回ったよ!」
それから、回してまたぐを繰り返していきました。
「できたよ!」
少しずつステップアップしていくお友だちを横目にMちゃんは連続前跳びを楽しんでいました。
「これがなわとびよ!」
おそらくMちゃんを見て、憧れから「自分もMちゃんみたいに跳びたい!」というお友だちもいれば、「私はあんなに上手に跳べないよ。」と自信をなくすお友だちもいると思います。お友だちを見て心が揺れ動くのが4歳児です。そして陰で努力するお友だちが出てくるのがこの頃です。大人は「頑張ればできるようになるよ。」と思いがちですが、方法を知らなければできないこともあります。楽しみながら腕を回す遊びなどを取り入れ、なわとび遊びへと繋げていけたらいいなと考えています。
今回のなわとびチャレンジに参加したのは女の子ばかりでした。男の子たちはというと・・・虫探しに夢中になっていました(笑)。私の幼少期もそうでしたから、男の子たちに「やりなよ!」とは言えません(笑)。そのうち女の子たちが跳べるようになると、なわとび遊びが盛り上がってくるはずです。楽しそうな遊びには首を突っ込む男の子たちですから、その時に誘いかけてみようと思います。
その時まで、たくさんの虫たちとの出会いを楽しんでおくんだよ、男の子たち!
林 信彦