「サーキットチャレンジ」
鉄棒や平均台を組み合わせてコースを作り、スタートからゴールまで進んでいく遊びを「サーキット遊び」と呼んでいます。
今、工事中ということもあり園庭が分断されています。ひまわりぐみは園舎側ではなくアスレチック側で遊ぶ機会が多いのですが、そこにはのぼり棒と雲梯がありません。ですので雲梯大好きのCちゃんが、元気を持て余していました(笑)。そこで先述した「サーキット遊び」が始まりました。
遊び方は「地面に足を着かずにゴールまでたどり着くこと」で、「足を着いたらスタートに戻る」というルールを設けました。
3歳児の頃は平均台渡りがおぼつかないお友だちもいて、2本を平行に置き、幅を広くして渡っていました。何度も遊んでいるうちに、今では1本でもスイスイ渡るようになりました。ある程度難しくないとチャレンジ意欲がわきませんので、鉄棒部分に工夫を凝らしました。同じ高さの鉄棒を平行に置いたり、違う高さの鉄棒を一列に並べたり、毎日微妙にコースを作り替えていきました。
始めの頃はぶら下がるのに精一杯で先に進めないお友だちもいました。見かねたお友だちが地面に足が着かないよう支える姿も見られました。
「支えてるから、横に進んで!」
毎日やっているうちに自分の得意な方法を見つけたみたいで、それぞれのスタイルで渡るようになりました。
「ぶら下がって渡れるよ!」
「私はおなかで支えるわ!」
「逆さまでも渡れるよ♪」
そこには創意工夫があり、「思考力」の育ちを感じました。
できることが自信につながり、今では「もっと難しいコースを作ってよ!」と要求されることも(笑)。久しぶりに雲梯をしたら、以前できなかったお友だちが渡れるようになっていてびっくりしました。
サーキット遊びの中心は主に女の子たちです。男の子たちは鉄棒よりも虫に夢中です(笑)。この1ヶ月で腕力をつけた女の子たち。今男女対抗で「つなひき」をすると、男の子たち負けるかもしれませんよ?
林 信彦