白川保育園の実践ブログblog

木の実拾い 0歳児ありんこGr.(1歳1ヶ月〜1歳10ヶ月)

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『木の実拾い』
0歳児ありんこGr.(1歳1ヶ月〜1歳10ヶ月)

  少しづつ暖かくなり、戸外に出ると益々活発に動き回って遊ぶありんこの子ども達。ある日芝生広場で遊んでいると、Yくんがしゃがみこんで何かしていました。「何をしているのだろう?」と近づいてみると、滑り台の近くにたくさん落ちているセンダンの木の実を一生懸命拾っていたのです。一個づつ黙々と拾って小さい手いっぱいに握りしめている様子に、ビニール袋を用意しました。Yくんは袋を手にするとすぐに木の実を一つづつ落ちないようにゆっくりと中に入れて大事そうに持って遊び始めました。
  その様子を近くで見ていた他の子ども達も袋をもらいに来て、みんな木の実を拾い始めました🎵子ども達にとってクリーム色の丸い実はきっと宝石のように光って見えるのでしょうね。「まめ・まめ」と言いながら集める子ども達もいましたよ!
 
「まめ・まめー」

  喜んでくれて良かった〜と思って見ていると、そばにあったホースの所で足がピタッと止まったYくん。次の瞬間、さっき入れた袋から1個づつ木の実を取り出し、ホースを巻く所にある穴の中に一個づつ入れ始めたのです‼黙々と穴を覗き込みながら詰め込む様子に気付いたKちゃんも反対側の穴から同じように木の実を入れ始め、二人で笑いあったりして楽しんでいましたよ!
 
「この中に入れちゃお」

  大人からは気付かないその穴の存在。子どもの目線になって見ると…なるほど‼トンネルの入口のようで、何か入れたくなる気持ちがわかる気がしました😊
たくさん入れていた袋は空っぽになってしまいましたが、Kくんは満足気な表情で他の遊びを始めました。
  大人にとっては何気ない木の実だったり色々な物が、子ども達にとっては珍しく、魅力ある物で楽しい遊びに繋がる様子がとても面白かった出来事でした❗️
  子どもの目の高さになるといつもと違う世界が見えて、子どもの気持ちに近付けます。これからも子どもの目の高さになって、子ども達の気持ちに共感していきたいと思います。

  それからーー袋の中にせっせと木の実を入れていた数人の子ども達。袋いっぱいになるまで拾い続ける子、数個入れる子、一個入れて満足する子などそれぞれで…一人ひとりの想いが見れてすごく面白かったですよ〜。
 
「それぞれの想い♡」