白川保育園の実践ブログblog

「動物当てクイズ」 3歳児すみれぐみ

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「動物当てクイズ」

 

 以前は「誕生会」と言えば以上児みんなで体育館に集まって職員による劇を観ることが多かったのですが、近年は感染症対策として、それぞれクラスの部屋で「出し物」を楽しむことにしています。

 まずは誕生者による自己紹介です。名前と年齢をみんなに伝えます。

「4歳になりました!」

 

お友だちから「おめでとう!」の祝福と歌のプレゼントをもらった後、ペンダントを首にかけてもらいます。

「おめでとう!大好きよ❤️」

 

 ペンダント渡し役は誕生者からのご指名でつとめることが多いのですが、選ばれたお友だちはとっても嬉しそう。

 そしていよいよ「出し物」の時間です。すみれぐみでは毎月「動物当てクイズ」を楽しんでいます。まず誕生者が手にパペット人形をはめてかくれます。担任がかくれている動物について問題を出し、お友だちが答え、正解ならそのパペットをゲットできます。誕生者からパペットをもらう時の表情はとても誇らしげです。今回は3体ゲットしたお友だちが5人もいました。

「わたしたちがチャンピオンで〜す♪」

 

 最近では担任と誕生者がかけ合いをしながらヒントを出しています。「その動物はどこにいますか?」「海!」「怖い動物ですか?」「ううん、可愛いよ!」といった感じです。「海!」というヒントから「サメ!」「タコ!」と叫ぶお友だち。しかし「可愛い」というワードから「カメ!」「ポニョ!」と答えを変えます。やりとりを重ねていく中で「連想する力」や「言葉による伝え合いの力」が育まれているように感じます。

 

 さて、今回も誕生者とかけ合いをしました。かくしている動物は「ゾウ」でした。「その動物は動物園にいますか?」と担任が尋ねると「いない!」というTさん。(あれ、いないかな〜?)と首をかしげる担任。「何て鳴きますか?」という問いかけに「ブーブー」と答えるTさん。「わかった、ブタでしょ!」とお友だち。しかし答えはゾウです。そこでもう一つヒント。「劇でその動物になる人はいますか?」と尋ねると「Aくん!」と即答。ゾウになるのはAくん一人ですから、みんなが「ゾウ!」と叫びます。

するとAくんが「ゾウはブーブーって鳴かないよ。しかも動物園にいるし!」とツッコミました。・・・いやいや、もしかしたらTさんが行った動物園にはゾウがいなかったかもしれないし、Tさんの記憶の中ではゾウがブーブーと鳴いていたかもしれませんよ。

 こういう感じでヒントがヒントにならないこともありますが(笑)、見事に動物を当てるすみれさんたちに毎回感心している担任です。

 

林 信彦