「恐竜の化石探し」
18日は恐竜博物館見学の日です。
行ったこともあれば、初めて行くというお友だちもいます。みんな、心待ちにしているみたいです。
日頃から「おれはティラノサウルスだ」シリーズの絵本を読んで、恐竜には関心を持っているお友だち。恐竜博物館に行く前に、さらに探究心を高めてもらおうと次のように伝えました。
「前のさくらさんが石を拾ったら、その中に恐竜の歯が入っていたんだって。」
それを聞いたさくらさんの目の色が変わりました。「ボクも見つけたい!」ということで、石探しのお散歩に出かけることにしました。
まずはお宮にお詣りします。
「どうか恐竜の化石が見つかりますように!」
手渡したビニール袋に次から次に石を入れていくTくん。袋に入りきれなくなったら、ズボンのポケットにも入れていました。そのため「ズボンが下がる〜!」と悪戦苦闘(笑)。どうにか保育園に戻りました。
金槌は1本だけ用意して、交代で石を割っていきます。そうすることで、期待感を持って自分の番が待てたり、お友だちとワクワク感を共有することができます。
「こうやって割るのかな?」
「きれいに割れたよ!」
でも恐竜の歯らしき物は入っていません。そこに「何をしてるの?」と通りすがりの学童さんが声をかけてきました。「恐竜の化石を探しているの!」と答えるさくらさんたち。するとお兄ちゃんが「化石がある場所知ってるよ。幼稚園の時に気付いたけど、石の中に跡が残っているんだよ。」と言って、その場所まで案内してくれました。
「これかな〜?」
確かに壁面の石にそれらしき跡が残っていました。それを見てTくんが「化石は保育園にあるかもしれない!」と地面から石を掘り出し始めました。
「あやしい石発見!」
他のお友だちは「きっと見つかるはず!」と次から次に石を割っていきます。
「出てこい、恐竜!」
するとTくんが「なんか白いのが見えたよ!」と叫びました。集まるさくらさんたち。「本当だ。白い!」「ティラノサウルスの歯だよ!」「大昔の貝じゃない?」と想像を膨らませていました。
翌日も朝から化石探し。いくつか白い模様が入った石がありました。博物館にはアンモナイトや三葉虫、恐竜の爪や歯の化石が展示してあります。自分たちが見つけた白い物は何なのか、目を凝らして答え探しをすることでしょう。さくらさんたちの反応が楽しみです♪
林 信彦