白川保育園の実践ブログblog

「指した先には…」1歳児もも組アンパンマンチーム

カテゴリー:白川保育園の実践ブログ

 「指した先には…」

  新学期も3週目を迎え、一日一日と新しい環境での生活に慣れてきている子ども達。笑顔も増えてきましたよ☺︎担任に手を伸ばしてくれるようにもなりました。嬉しいですね♡
  心地よいこの時期はできるだけ戸外に出て過ごしています。お散歩カーに乗って出発すると、より笑顔になる子ども達です。先日は幼稚園や芝生広場まで足を伸ばすと、途中で飛行機の音が聞こえてきました。すると、すぐに空を見上げ飛行機を見つけると「あっあっ!」と声を出しながら指さしていました。(空港が近いので、離陸した飛行機が上空を飛んでいくのがたくさん見えるのですよ✈️)
「ひこうきだね〜おおきいねー」と子どもの反応に言葉をかけると、見えなくなるまで目で追っていた子ども達です。
 
「ひこうきだーー❗️」

  その後も飛んでいた鳥を見つけて指さしして知らせてくれました。今、よく見られるようになった“指さし”。自分で見た物、見つけた物を指し示すようになりました。発見の喜びを指し示す行為で訴える力が生まれ、発見した物を伝えようとしています。そして必ず一緒に見て欲しいので、大人の顔を確認する子ども達です。その時に周りの大人が子どもの指した物を見て、その子の思いを言葉にして共感することが大切なのですよね。
「すずめさんだね〜チュンチュン言っているね」と言葉を返すと「うんうん」とうなずき、すずめの姿を追っていました。
 
「あれはな〜に?」

  うまくおしゃべり出来ない赤ちゃんにとって指さしは気持ちを伝える大切な手段。ちなみに赤ちゃんの指さしは子どもの心身の健全な成長をチェックできるアクションのひとつです。子ども達から発信された指さしは、スルーすることなく優しく反応を示してあげることが大切です。
子どもが「ブーブー」と指さししたら「本当だね〜赤い車だね」などと返答してあげましょう。それを繰り返していくことで少しづつ言葉を覚え、成長と共にどんどん複雑化していき、コミュニケーションに順応していく事になります。
  これからいろんな物に関心や興味を持っていきます。そんな時に同じ物を見て一緒に共感したり心を通い合わせられるように、子ども達のいろんな発信にすぐ気付き、丁寧に言葉にすることを大切にしていきたいと思います。