「しらかわフェスティバル〜リレー編」
前回のブログでも触れましたが、リレーが大好きなさくらさんたち。誰かが「リレーをやろう!」と誘いかけると「やるやる!」とすぐにお友だちが集まってきます。
先日、「あそこにタッチしてから戻ってきて!」という声が聞こえてきました。雲梯の横から砂場横のお菓子の家(わらが入った小屋)まで走って戻ってくるというKくんの提案でした。戻ってきたお友だちは手にスコップを持っています。それを待っていたお友だちに渡すと、相手が走り始めました。スコップはバトンの代わりというわけです。トラックを回るのではなく、直線距離を往復するリレーです。そういうリレーが安田式体育遊びにもあるのですが、自分たちで思い付くのがさくらさんたちのすごいところです。
ただスコップは転んだ時に胸を突くおそれがあります。そこでリングバトンの出番です。安全にリレーを楽しめるように安田先生が考案されたのがリングバトンです。「これを使うといいよ!」と手渡しました。ついでにお菓子の家の前にコーンを置くと、バトンをコーンにかけて戻ってくるという「リングバトンかけリレー」が始まりました。
「はい!頼んだよ!」
いつの間にかすみれさんたちがコーンの前に立ち、コーンにかけたバトンをとってなぜかバトン渡し役に(笑)。
「お兄ちゃんたち、ここまで頑張って!」
さくらさんたちが盛り上がっていたので、ゲームに参加したくなったんでしょうね。
様子を見ていると、特にアンカーを決めているわけでもなくエンドレスでリレーを楽しんでいました。おそらく1人10回以上走ったことでしょう。「リングをかける」ことに夢中になり、ゲームをやめたくないみたいでした。
「楽しい♪」
もちろんトラックを回るリレーも楽しんでいます。チームは「グーとパー」で分かれることが多いみたいです。以前は全員でグーパーしていたのでなかなか決まりませんでした。ようやく効率の悪さに気づいたみたいで2人組でグーパーをするようになりました(笑)。時には「大津小チーム」と「南小チーム」や「竹馬チーム」と「縄跳びチーム」に分かれたこともありました。「ボクと一緒に走りたい人〜?」「私のチームがいい人〜?」とお友だちに選択してもらい「Kチーム」と「 Mチーム」に分かれて楽しんだことも。
フェスティバル当日、どんなチームで競うのかは、今後の展開次第です。スタート走者やアンカーを希望するお友だちも多く、走順を決めていくのも大変です。そこで折り合いをつけることも、自制心や社会性を育むために必要です。リレーには子どもたちを成長させる要素がたくさん詰まっています。 話し合いを見守り、チームが決まったらフェスティバルに向けて団結力を高めていきたいと思います。
当日はドラマチックな展開が見られることでしょう。どうぞご期待下さい♪
林 信彦