白川保育園の実践ブログblog

「チャンス到来!」 5歳児さくらぐみ

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「チャンス到来!」

 

  自転車置き場の棚上に眠っている「スノーボート」。草すべり用のソリといった方がわかるかもしれません。「これはいつ使うの?」と訊ねるお友だちも多数いました。ついにスノーボートを使う機会が到来しました。  園庭一面が真っ白になった雪の日。すみれさん・ひまわりさんたちは雪を集めて雪だるまを作り始めました。さくらぐみも園庭で雪遊びをしていたのですが、芝生広場に誰もいないことに担任が気づきました。もちろん築山も真っ白です。(これはチャンスかも!)と倉庫からスノーボートを引っ張り出すと、「え、ソリすべりをするの?」と期待を込めた目で担任を見るお友だち。「そうだよ。せっかく雪が降ったんだから使わないとね。」と伝えると、ソリを持って築山に直行。早速、ソリすべりが始まりました。

「うわ〜、はや〜い!」

 

 ソリは6台しかなかったので交代で使っていましたが、そのうちに2人乗りで楽しむようになりました。

 

「楽し〜い♪」

 

 普段は段ボールを敷いて滑っている築山ですが、摩擦抵抗が少ない分、雪山ではスピードが出るようでした。 

「ジェットコースターみたい!」

 

 初めての雪すべりに大興奮のさくらさんたち。一方でソリには目もくれず黙々と雪玉転がしをしていたのがTくんです。「こうやって転がしていくと大きなボールができるよ!」とお友だちにレクチャー。誰よりも大きな雪玉に「すげ〜!」と感嘆の声が上がっていました。

「これで雪だるまを作るんだ♪」

 

  毎年、「冬の自然に触れる」というのを冬期のねらいとしているのですが、今年は雪のおかげで貴重な体験ができました。「明日もソリすべりやりたい!」と盛り上がっていたさくらさんたちでしたが、残念ながら雪は残っていませんでした。「溶ける」という現象に気づくのも、学びを深めるには良い機会です。「また降るようにお祈りする!」と変な踊りを始めたKくん(笑)。どうかお祈りが天に届きますように♪ 

 

 林 信彦