白川幼稚園の実践ブログblog

「咳の対応」 保健 岩谷

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朝夕の冷え込みが強くなり、季節の変わり目も影響してからか、最近は咳をしている子が増えているように思います。
咳をしていると、とてもきつそうで、また咳が続くと、体力を消耗してしまいます。
今回は咳の対応について記載したいと思いますので、ご参考にして頂ければ幸いです。

咳はなぜするのか?
体にとっての異物を、外へ出す為にしている体の反応。
咳が出ることは決して悪いことではなく、体の防御反応が正常部働いている証拠です♬

まずは
<呼吸の観察!>から(*^-^*)
・呼吸が速い(多呼吸)
・肩を上下させる(肩呼吸)
・胸やのどが呼吸のたびに引っ込む(陥没呼吸)
・息苦しくて横になることができない(起坐呼吸)
・小鼻をピクピクさせる呼吸(鼻翼呼吸)
・呼吸のたびにゼイゼイ音、ヒューヒュー音がある(喘鳴)
・走ったり、動いたりするだけでも咳込む
・会話が減る、意識がもうろうとする

<至急受診が必要>
○ ゼイゼイ音、ヒューヒュー音がして苦しそうなとき
○ 犬の遠吠え(ケンケン)のような咳が出るとき
○ 発熱し、息づかいが荒くなったとき
○ 顔色が悪く、ぐったりしているとき
○ 水分が摂れないとき
○ 突然咳こみ、呼吸が苦しそうになったとき
※ 突然咳こみ、呼吸困難になった時は、異物誤嚥の可能性があります。異物を除去し、救急車を要請します。

<咳のケアについて>
○ 水分補給をする(少量の湯ざまし、お茶等を頻回に補給する。)
○ 咳込んだら前かがみの姿勢をとらせ、背中をさするか、軽く背中を叩く。(乳児は立て抱きに)
○ 部屋の換気、湿度・温度の調整をする。この際、環境の急激な変化、特に乾燥には注意する。
○ 安静にし、呼吸を整えさせる。
○ 睡眠中は上半身を高くする。
○ 食事は消化の良い、刺激の少ないものにする。

<登園を控えるのが望ましい場合>
○ 夜間しばしば咳のために起きる、
○ ゼイゼイ音、ヒューヒュー音や呼吸困難がある
○ 呼吸が速い、少し動いただけで咳が出る
咳が長引く場合は、熱が無くとも、一度病院受診をおすすめします。
また、咳はすぐにはよくなりません。数日〜数週間と長引きます。
咳が続いてきる時は、疲れやすく体力も消耗しやすいです。
ご家庭でゆっくりできる環境を作られるのが一番かと思います😊

 

~9月のお誕生日会の様子 ~

 

~おまけ~

「あっぷっぷ~~♡」