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「わくわくどきどき運動会みどころ パート3 〜マメツブできた!〜」5歳児さくら組きりんgr 藤本

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「わくわくどきどき運動会みどころ パート3 〜マメツブできた!〜」5歳児さくら組きりんgr 藤本

さくら組で毎年取り組んでいる竹馬に、今年のさくら組も挑戦してきました!
進級してすぐに「竹馬やれるよね!?」「今日から竹馬する?」と竹馬に挑戦することを楽しみにしていた子どもたちです。

竹馬はバランス感覚や、体幹を鍛えることができます。バランスを取るためには目や手足からの刺激を脳に送っていて、脳の統合能力を高める力があるそうです。

簡単そうに見えて実はコツをつかむまでが難しいのです。
バランスを取りながら、右手右足を同時に動かす難しさと竹馬を足の指で挟むことの痛さに直面し「足が痛い!!」「全然乗れないよ〜」と嘆く子どもたちでした。
しかし、ここで終わらないのが白川っこです!
翌日から「竹馬していい!?」と竹馬を持ってくると落ちても乗ってを繰り返したり、片足ずつ竹馬に乗り丁寧にバランスを取る練習をする子どもたちです。
友だちが乗れるようになったのを見ると「Aちゃんが乗れるようになってる!」と褒めながらも負けてはいられないとBちゃん。「お家で練習してくる!」と竹馬を持ち帰りコツコツと練習をして「乗れるようになったよ!」と1人乗りで乗れるようになったのを見せてくれたBちゃんでした♪
そして、Aちゃん、Bちゃんが乗れるようになり毎朝竹馬をして遊ぶようになると仲の良いお友だち数人で竹馬の練習をするのが日課になっていました!
最初は足が痛くて乗るのを躊躇していたCちゃんDちゃんも必死にみんなのあとを追って練習を頑張りますが、もう少しのところで身体に力が入りすぎてしまい、前に進むことができません。
そんな時に助けてくれたのが一緒に竹馬をしていたAちゃんたちです!
「こうやって乗るんだよ!」と言って自分の竹馬に乗りながらお手本を見せてくれます。
CちゃんもDちゃんもお手本をみながら、壁に背中をつけて、竹馬に足を乗せて前に進もうと何度も挑戦していました。
そんな姿を戸外遊びの時間に何度も目にしていた、ある日の朝に「先生〜!!Cちゃん乗れるようになったよ!」と嬉しい報告を受け、自分で竹馬に乗って歩くのを見せてくれました♪

そして、竹馬の練習をしているとほとんどのお友だちが経験するのが「がんばりマメ」です。
足の親指と人差し指で竹馬を挟んで前に進むので、すれてマメができてしまうのです。
「先生!指がいたーい!!」「なんかマメツブみたいなのができた!」と触りながら不思議そうに話します。「あー!頑張ったらね、マメができるんだよ!たくさん練習を頑張った証拠なんだよ!」と話すと、痛みも吹っ飛んだように「わたしもマメツブできたー!!」「わたしももう少しでマメツブできそう!」と自慢げに話す子どもたちです♪

それから、竹馬をしたあとにきりんgrに開院するのが「マメマメクリニック」です!
「マメができた人はマメマメクリニックに来てください〜」と担任が呼びかけると、椅子を持ってきて「はーい!わたしから!」「ぼくから!」と順番に消毒と絆創膏を貼る手当てをして「お大事に〜」「はーい!ありがとうございました〜」のやりとりを楽しみ、自分のマメツブをさすりながら、マメマメクリニックを後にします。
「マメマメクリニック」を開院してからは、「今日もマメマメクリニック開く?」「マメマメクリニック行かないと!」と受診を楽しみに、マメツブができるまで練習を頑張る子どもたち。
自分のマメツブが負傷していなくても「はい!テープ(絆創膏)空けたよ!」とKくん。「次は何枚いる?」と言って絆創膏を渡してくれるLちゃん。看護師さんもお手伝いしてくれ、みんなの手当ても無事に終わり、また竹馬に打ち込むことができる子どもたちでした♪

竹馬に興味を持ったり、できるようになる過程やスピードは子どもたち一人一人違うので、運動会で披露する時には個人差もあるかと思いますが、子どもたちの個々のペースを大切にしたいと考えています。
運動会で披露したことで、さらに意欲が増しもっと乗れるようになりたいと練習をしたり、技を極めるお友だちもいるのではないかと思います!
子どもたち1人1人が一生懸命にできるようになった技をする姿をご覧いただきたくさんの応援をしていただけたらと思います!