「健やかな育ちのための食と栄養と口腔発達〜菊鹿阿蘇地区研修会で学んだこと〜」
先日、年に数回おこなわれている、「菊鹿阿蘇地区研修会」に、園長、主任、栄養士と職員数名で参加してきました。
今回の研修内容は、管理栄養士の、芝貴和子先生による、上記の名目の内容でした。
講師の先生自身が、幼少期から20歳超える頃まで、食生活の偏りや乱れから、身体の至るところに不調が出ており、とても悩まれていたそうです。
私も保育士として、また中学生の息子を持つ親として、改めて食の大切さを学ぶことが出来ました!
2時間の研修でしたが、本当は、講話でお聞きした、全ての内容をお伝えしたいところですが、今回はいくつかピックアップして、心に残ったところをお伝えしたいと思います!
◎子どもにとっての食事(おやつ)とは、「生きるため、活動をするために満たすものであり、発育に必要な栄養素を補給するもの。情緒面や発達面を支える土台である」ということです。
3食➕1食(おやつ)という考え方で、3食で足りない栄養素が摂取出来るような、補食となるものを、与えましょうということ。
◎成長期の食事では、特に、タンパク質•脂質•糖質の三代栄養素が大切であり、食べ溜めるということは出来ないため、朝、昼、晩、どの食事も大事だということ。(お昼にたくさん食べたから、夜は少なくていいなどはない)
◎成長期というだけで、タンパク質、鉄分が不足しがちだということ。
◎脂質は、どんな脂質を摂ってきたのか、老年期に現れやすいため、良質で酸化しにくい油を使ったほうが良いとのこと。サラダ油など、化学性のものではなく、米油、なたね油、オリーブオイルなどの、植物性のものが良い。魚に含まれる油は、体にとても良いため、積極的に摂った方が良い。
◎乳幼児期は、特に、鉄分が不足しがちであるため、鉄分が多く含まれる食材(レバー、牛肉、貝類、かつおのたたきなど)を、積極的に摂取する必要がある。
鉄が不足すると、知能低下、処理速度低下、注意、認知、運動機能の低下、睡眠リズムの乱れなど、生活に大きな影響を及ぼす恐れがある。
※しかし、なかなか、三食の食事だけで、一日に必要とする、鉄分を摂取することは難しいため、西松屋やバースデーなどの、ベビー用品のお店に、「鳥肝パウダー」という物が販売してあるそうで、様々な料理に少し振りかけるだけで、鉄分を摂取することが出来るとのことです!!
◎ちょい足しで栄養価アップになる、食材をご紹介します🎵
•ちりめんじゃこ、しらす干し
•かつおぶし
•ツナ缶、サバ缶、さくらえび
•海苔、あおさ、青のり、わかめ
•すりごま
•高野豆腐、切り干し大根、乾燥野菜
•ミックスビーンズ、納豆
•鳥肝パウダー粉末
など、上記の食材を、サラダや味噌汁、ご飯のお供としてちょい足しするだけで、一食の栄養価が、ぐんとアップするそうなので、是非、ご家庭でもお試し下さい!
最後に、
「食育は、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付ける〜食育基本法前文より〜」
との言葉より、学習面、心身面、運動面全てにおいて、食事がとても大切だということを、改めて感じました。
成長期というだけで、栄養不足になるということで、子どもたちが口にするもの一つひとつが、とても重要であること、また、食事の雰囲気は、消化吸収にとても影響が出る(雰囲気が悪いと、消化吸収が止まる)ということで、まずは、落ち着いた雰囲気でゆったり、楽しく食事をすることが、何よりも大切だと感じました☆☆
~今週のプリンちゃん♡♡~
いつもお気に入りの場所で、気持ち良さそうにお昼寝してます♡
副主任 首藤