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「野菜の苗を買いに行きました!」5歳児さくら組きりんgr

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「野菜の苗を買いに行きました!」5歳児さくら組きりんgr 藤本


「野菜を育てて、収穫した野菜を自分たちでクッキングする」「キャンプに向けての期待を高める」「子ども同士の話し合いを行い、お互いの気持ちを伝え合う」という目的で取り組みました。

7月のキャンプで育てた野菜でクッキングをしよう!ということになりました!まずは何の野菜を育てるかを話し合っていきました。

「夏の野菜」と言ってもすぐにはピンとこず、「お母さんが植えてる!」という声があがりそれぞれお家の人に尋ねてくる宿題を持ち帰りました。次の日Aちゃんがびっしりと紙に野菜の名前をメモしてきてくれました!そこに書いてある「トマト、きゅうり、なす、ピーマン、えだまめ、、、」を読むと「あ!お家でピーマン育ててる!」「きゅうりがいい!」とチームの中でそれぞれに食べたい野菜の名前が飛び交います。その日は育てる野菜は決まらず次の日へ持ち越すことに。野菜を決めるのはイメージが湧きにくいのではと考えた担任は「野菜で何を作りたいか」ということを問いかけてみました。

「トマトジュースにする!」「えートマトジュースきらーい」、「サラダにする!」「そのままじゃないのがいい!」と野菜が苦手なお友だちもいるので簡単には決まりません!「ピザは?」という声に「あーピザいいねぇー」と先程よりも共感の声が多くあがります。「ピザ美味しそう!」担任:「ピザにのせるなら何がいいかなー?」子:「トマトとか?」「えだまめ!?」「ナスもあるよねー」「きゅうり!」「キュウリのせておいしいのかなー?」「うーん。おいしくなさそう」「あ〜ピーマン?」職:「子どもピーマンていう甘いピーマンがあるよ!」と畑のことに詳しい先生が教えてくれました。それを聞いたピーマンが苦手な子もまぁいっかーと承諾し、「きりんgrではピザにトマト、ナス、えだまめ、子どもピーマンをのせることになりました!

さて、まずは育てるには苗が必要です!子どもたちには自主性を養ってほしいという想いもあり、担任:「苗を買いにいこうと思ったけど、苗を4種類も買わないといけないから重くて私1人じゃ運べないと思うんだよね〜。困ったなー」と言うと子:「じゃあ!オレたちで買いにいけば?」とBくん。担任:「歩いて買いにいく?近くにお店あるかなー」子:「コンビニがある!」「くまgrが買いに行ってた!」「ナフコに言ったんだって!」「ナフコにあるかも!」ということで、トマト、ナス、ピーマン、枝豆の苗も大好きなバスに乗ってナフコへ買い物に出かけました

トマト、ナス、ピーマンは無事に購入することができましたが、、、

事件発生!!子どもたちに1番人気だった枝豆が売り場にはなかったのです!!
Aくん「お店の人に聞いてみよう!」
とみんなで枝豆の行方を尋ねると、「枝豆の苗は成長しすぎてしまい、捨ててしまったんだ」とのこと。子どもたちの表情は一瞬「?」でしたが、すぐに「じゃあ枝豆どこにあるの?」とBくん。その問いに店員さんが「タネを蒔いて育てると枝豆ができるよ」と教えてくださいました!
「タネこっちにたくさんあったよ!」とみんなでタネ売り場へ移動。
タネは見つけたものの、よく見ると10月にしか収穫ができませんでした。苗は必ずあると思っていた子どもたちでしたがこのハプニングこそ話し合いをする良い機会だ!と思い「タネから枝豆を育てるのか」を話し合いました。最初はこのタネだったら!と他のタネを探しましたが、どれも10月ごろの収穫です。キャンプに間に合うようにしたい気持ちがみんなあったのでタネから作ることは断念し、ほかの苗をもう一度話し合いながら見て回りました。するとAくん「そうだ!スイカをデザートにしよう!」と提案してくれました。デザートはなかったよね!ということで、スイカを育てることになりました。

 

「これオレンジのスイカだってよ!」「こっちは赤いよ!赤いほうが甘いんじゃない?」「どっちも買えば?」オレンジのスイカは小玉と伝えると「オレンジが2つで赤くなるのを1つにしたら?」「2と1で3だ!」と友だちの発見や意見を聞くことで新たなアイデアが浮かびます。

また友だちに自分の意見を受け入れてもらったという喜びも感じ自尊心が高まります。お友だちにも気持ちがあり考えがあり、それは時々自分とは違うのだと知りながら関わりを学んでいっているのだなと感じます。野菜の苗も買えて育てることに期待をもっているこどもたちです。

それからも子ども同士の話し合いをたくさん取り入れながら過ごして行きたいと思います!そして野菜が成長するのがまちどおしいですね!!