白川の里の実践ブログblog

新年のご挨拶

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新年あけましておめでとうございます。みなさまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

旧年中は当施設の運営について、ご利用者さま、ご家族さま、そして地域の皆さまからの温かいご支援とご協力を賜り、新春を迎えることができましたことを心より御礼申し上げます。

さて、昨年は介護保険制度の改定があり、その内容についても、地域の実情に応じた柔軟かつ効率的な取り組み、医療と介護の連携推進、新興感染症や災害への対応力向上等、地域包括ケアシステムの推進が一層求められる内容となりました。また、自立支援・重度化防止対策として、リハビリ・口腔ケア・栄養管理の一体的な取り組みや、介護職員の処遇改善、生産性の向上による職場環境づくり等々、私たちも幅広い対応力と更なる経営努力が必要不可欠となっております。それを受け環境の変化に適応し前進できるよう、これまでの仕組みを抜本的に見直しながら、運営体制の再構築を図っているところです。

ところで、新型コロナが国内で発生したというニュースから約5年の月日が経ちました。長い苦難の月日を経て、ようやく昨年の秋頃より、ご入居者とご家族のみなさまに直接面会していただけるようになりました。

久しぶりの再開に、お互いの手を取り合って涙しながら喜ばれるお姿を目の当たりにしました。私たち職員も胸が熱くなる思いで、その光景は筆舌に尽くしがたい素晴らしいものでした。そのことを通して、日々が濃密な人間関係の中で生かされているということをあらためて思い知らされ、同時にお互いの体温を感じ取れる距離の大切さや、直接言葉を交わすことの意義について学びを深めることができました。

つきましては、私たちがこれまで以上に、ご利用者さまとご家族の皆さま、地域の皆さまに愛され信頼される場所となれるよう、更なるケアサービスの質の向上に努め、白川の里で良かったと思って頂けるようスタッフ一同精進してまいります。

 

結びに、みなさまのご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

令和7年 元旦

社会福祉法人 白川園 白川の里

施設長 満田賢一朗