2025年の桜の開花予想が全国的に発表され、熊本では寒の戻りと桜雨も重なり開花から数日で満開を迎えました。白川の里では、4/2~3の2日間にわたり花見を行いました。スタッフが、ご入居者に「お花見に行きませんか。記念写真を撮らせて頂けますか。」などお誘いの声をかけると、少し照れながらポーズを作って笑顔を向けてくださいました。いつもはトイレが近いことを気にされているご入居者も、桜の花と外の空気に感動され、その間はトイレのことを忘れておられました。
また、ある方とは、阿蘇の山々と花壇のパンジーやノースポールの色とりどりの花を見て、「ここに最初に来た時はね・・・。」と話しが弾みました。ユニットに戻ると、感動冷めやらぬ様子で私の手をしっかり握りしめて「ありがとうね。」と満面の笑顔をくださった方もおられ、心が温かくなりました。
その後の週末に親戚に会いに大分まで行く機会があり、山桜が山に色を添え、段々の田畑に黄色の菜の花、新緑の季節、春の訪れを感じました。ふと、先日の花見の出来事を思い出し、数日前から計画をたて花見の準備をしたり、花壇には時期に合わせイキイキと花を咲かせたりと、たくさん職員の協力あってこその花見だったと思いました。
お一人お一人に寄り添う、日々の積み重ねの大切さを感じ、介護職として「白川の里」で働かせていただいて良かったと思うお花見でした。
私もご利用者の思いをくみ取り、温かく寄り添える人でありたいと思います。
西館2丁目 村田