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2015年の夏のことです。
義父は家族に見守られながら旅立って行きました。
最期の顔は、まるで微笑んでいる様にも見えました。
義父はその年の春頃に体調を崩し、病院で検査を受けたところ胃癌(スキルス)との診断で、更にステージ4と言われました。告知を受けた義父は動揺した素振りもなく「先生!私はあとどのくらい生きられますか?」との問いに、医師から「長くて半年でしょうか・・」との答え。入院の選択肢もありましたが、義父は入院を望まず自宅で過ごしたいと強く希望し、その場に居た私も「義父を自宅で看取ろう」決心しました。
それからは、在宅サービスの力を借りながら義母と2人でケアをする毎日でした。最期の一カ月はほぼ寝たきりで食事も入らなくなっていましたが、亡くなる三日前に奇跡的に大好きだった馬ホルモンとご飯を数口食べることが出来たことが、とても印象に残っています。
今振り返ると、義父が「自宅で最期まで・・」と言った時から亡くなるまで、何のためらいもなくケアが出来たのは自分自身が「介護」という仕事に縁があったからだと感じています。これからも「介護」という尊い仕事にご縁をいただいた事に感謝しながら今後の人生を過ごしていきたいと思います。
生活相談員 弓削