私は日本の歴史が好きで、まとまったお休みをいただくと国内の美術館や博物館をめぐる趣味があります。
昨年もお休みをいただいて、京都をあちこち散策しました。
そして先日より、熊本県立美術館にて「細川ガラシャ展」がはじまりました。
明智光秀の娘で、熊本にゆかりのある細川忠興の妻となり、戦国時代ではまだ迫害の強かったキリシタンになった女性です。
父である明智光秀が織田信長へ謀反を起こしたことにより、凄惨な最期を迎えてしまうガラシャ夫人。私も展示を見てきましたが、持ち物や手紙などの品々からみる彼女の人生は美しく、したたかで、哀しく、そして儚いものでした。
介護ではご利用者に「寄り添う」ことを大事にしています。
400年前のガラシャ夫人に寄り添うことはもうできませんが、今の私たちはご利用者お一人おひとりの気持ちを知り、人生を知り、その人を知ることができます。
その方の歩んでこられた歴史を大切にしていきたいなぁと思います。
東館1丁目 猪原 真央