先日、新しいご入居者がいらっしゃいました。
A様は背中が丸くなり、ヒューヒューと息をされています。
胸郭の動きが制限され、呼吸がしづらくなっているのではと考え、何か良い方法はないものか
と思案・・・。
ここで思いついたのが、腕を動かすことでその動きを肩甲骨→胸郭へと波及させる方法です。
腕を挙げる動作は、胸郭についた肩甲骨の動きがあってはじめて成立します。
ということは、逆に腕を挙げる運動をすることで肩甲骨を動かせば、肩甲骨に接している胸郭にも良い
影響を及ぼすのです。
そこで登場するのが、大人気の風船バレー。新しい環境になり、不安なこともあると思いますが、
風船バレーを通じて明るい笑顔が増えてきました。
息苦しさも少し解消されたようで、ヒューヒューという音はされなくなりました。
リハビリというと難しい印象になりますが、あえて風船バレーというシンプルな遊びの中に
科学的根拠のあるレクリエーションを取り入れることが大切なんだと思いました。
これからも色々な喜んでもらえるアクティビティプログラムを提供していきたいな
と思います(`・ω・´)ゞ
北館2丁目 介護職 山本