白川の里の実践ブログblog

家族の大切さ

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 先日義父が還暦を迎え、家族総出でお祝いをしました。

実家が大分県の竹田市にあり、日頃なかなか顔を見せる事が出来ないのですが、1ヶ月前から主人や義母・妹、弟に時間を開けておくように連絡し焼き鳥屋を予約、そして感謝の思いを込めて両親の名前入り似顔絵色紙をプレゼントしようと計画を立てていました。義父には気づかれないように写真を寄せ集め作製して頂く専門店へ送り、期日までに最高の似顔絵色紙を作って頂きました。
送られてきた品物はさすがプロというだけあって本人の特徴をしっかり捉えており、額縁に入った感動の作品でした。

お祝い当日は無事に似顔絵色紙を渡すことが出来、普段は感情をあまり表に出さない義父も「ありがとうねー」と言って喜んでくれました。妥協せず、案を出し合ってプレゼント出来たことが私のなかですごくホッと安心しました。しかし義父のなかでは家族の顔が見られたことが一番嬉しかったようです。

 ご入居者も、母の日には沢山のご家族のご面会がありました。カーネーションの花束を抱えて来られるご家族、一緒に散歩に行かれるご家族、居室でじっくりお話しをされるご家族、本当に様々です。その姿を拝見し、本当に家族はかけがえのない存在であることを改めて感じる事ができ、心も温まりました。

 今回家族の大切さを感じると共に、日々のケアのなかで安心感を持って笑顔で過ごして頂く為にはどうすれば良いのかということを常に考え実行に移していくことが大切であると思います。家族に喜んでもらう為に妥協しなかった気持ちを忘れず、感謝の気持ちを持ち、仕事面でも活かしていきたいと感じます。       

 

 

東館2丁目 介護職員 熊野 香織