白川の里の実践ブログblog

自分を振り返る

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 90代の祖母と会話していて、自分を見つめ直す良い機会がありました。

 先月のことですが、夜間、祖母が自宅のトイレに行く途中に廊下で転倒し病院へ運ばれる事態が発生しました。幸い、骨折はありませんでしたが、体調不良がありそのまましばらく入院、退院後は地元施設のショートステイを1週間利用することになりました。

 施設に面会に行った時のことです。祖母は病院で会った時より顔色も良く活気がありました。ここでの生活について尋ねたところ、すぐに出た言葉は「職員さんが良くしてくれてね~」でした。職員さんとの会話や食事、お風呂が楽しみだと話してくれました。日頃から思ったことは歯に衣着せずに言ってしまう祖母ですから、本心でそう思っているのだなと安堵すると同時に、突如、自分の仕事が頭に浮かび『私のケアでご入居者はどう感じられているのだろうか?』とあらためて疑問に感じました。

これまで、振り返りシートの活用や研修参加をとおして“自分を振り返る”機会がありましたが、祖母の一件で、家族としての思いと介護者としての思いを同時に感じることができました。

 これからも、更に“ご利用者の思い”・“ご家族の思い”をしっかり受け止め、日々のケアに努めていこう!と気持ちを強く持った出来事でした。

 

東館1丁目 介護職 浦部 貴美子