ユニットのリビングを見るとご入居者Yさんが、テーブルの上に置いてあるお気に入りのミニカーや電車の模型を手に取り一生懸命動かされていた。
私はそっと横に座り、その方のお気に入りを一緒に眺めた。
そのうち、ニコニコとミニカーやロボットを一列に真っ直ぐに並べ始められた。
普段は照れ屋で無口なその方が、“クスクスッ”と笑い
「この方がいいよ」「並べていいよ」
と話し始められる。
横で私たちの様子を見ていた別のご入居者Tさんが、「ほー」と興味をもられたのか寄ってきて下さる。
リビングにあったか~い空気が流れ、みんな笑顔・・・(^_^)。
私は、ご入居者のお気に入りの時間を共有させて頂く、このような瞬間が大好きだ。
これからも、ご入居者にお気に入りの物で楽しい時間を過ごして頂けるように、ちょっとした工夫や環境作りを行っていきたい。
北館2丁目 介護職 小﨑 郷子