入居者の居室には、たくさんの写真や思い出の品が飾られています。
家族の集合写真や、友人、お子様、お孫様の写真や手紙や絵。
最近の白川の里での生活の写真など。
ご入居者の今までの人生の道、現在の道・・・。
温かい眼差しで、写真や思い出の品を見つめられるご入居のお姿を見る度に、感慨深く思います。
パナソニック創業者の松下幸之助氏の「道をひらく」という本の中に、「道」という話があります。この話を私は数年に一度読み返します。
○「自分にだけしか歩めない大事な道」
○「遠い道のように思えても休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる」
○「深い喜びも生まれてくる」
人生の分岐点と言うと大袈裟ですが、私は悩み事や考え事がある度に読み返し、何度と励まされてきました。
ご入居者お一人お一人も、様々な道を通ってこられたと思います。
大切な人生の道に関わらせて頂いているご縁に感謝し、これからもその道によりそえるように一生懸命ケアに努めていきたいと思います。
西館一丁目 江藤