先日、私が担当する入居者の方の遠方に住むご家族から一通のお手紙を頂きました。
封筒の中には、その方の奥様とご兄弟の写真が入っており、その写真を入居者様に見て頂くと、しばらくの間無言でジーっとみつめられると懐かしそうに頷かれました。
病気の後遺症で中々言葉がでにくい方ですが、手紙を読み写真をみると私を見て僅かに微笑みながら「わかる」と言われました。
ほんの少しですが、入居者様の新たな一面を知ることができ、またその方が一通の手紙を通してご家族と繋がることのできた喜びを共感できて、職員一同嬉しく思えた出来事でした。
私達はこれからも、さまざまな形でお一人おひとりの心に寄り添うことのできる、小さなご縁を大切にしていきたいと思います。
北館2丁目 介護職 山本 知子