白川の里の実践ブログblog

新しい家族

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 昨年の10月、下の娘から「子供ができた」と報告があり、びっくりしました。一応「順番が違う?」と叱りながら、(私の親もこんな感じだったのかなぁ)と自分の時を思い出し、(反対ばっかりしてもなぁ)と籍だけ先に入れる事となりました。

 暫くして娘から、「男の子だったよ」と報告があり、初孫にして、初の男の子・・と初めてづくしです。

 そして、年末に近づいた頃、ご入居者のみなさまに、「初孫ができました!」と報告。すると、「おめでとう!おめでとう!」と、まるで自分に孫が出来たのではないかという程、満面の笑みを浮かべて喜んで頂き、「男の子ね?女の子?」「男の子はね・・」「女の子はね・・」と一生懸命に話されます。そして、ご自分の息子様や、娘様が生まれた頃の話に花が咲き、「小さい時はこうだったよ」と懐かしそうに話してくださいました。

 あるご入居者から、「赤ちゃん、生まれたら写真を見せてね」と言われたときは、そこまでわが事のように喜んで頂き私は心の底から感動を覚えました。

 いつもご入居者に寄り添ったケアを心がけなければならないと思っていたのですが、じつは私の方がご利用者のみなさまに寄り添っていただいていたんだなあ…とつくづく思い知らされました。

 このやさしさに包まれた環境で働かせていただいていることを実感できてとても幸せな思いになり、本当に感謝の一言です。

 私を支えてくださっているみなさま いつもほんとうにありがとうございます。 

        東館2丁目 上田智子