白川の里の実践ブログblog

息子と娘

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 私は要介護4でレビー小体型認知症の76歳の実母の在宅介護をしています。

実母の介護は想像以上にきつく、ストレスがたまります。そのストレスを子供たちに話すことがあります。

高校3年生の息子に話すと、私の話に必ず相槌をうってくれ「うん、うん。分かる~」と話を聞いてくれます。小学校4年生の娘に話すと「ばあちゃん頭にくるよね」と私の気持ちを共感してくれ、「この曲聞くと元気がでるよ」と教えてくれます。

 私が今、母の在宅介護が出来ているのはこの子供たちのおかげだと心から感謝しています。私の気持ちを汲んで話を聞いてくれる子供たちがいるから頑張っていけていると感じます。「人の話を聞く」と言う事を子供たちに教わりました。

ショートステイの担当をしているとマンツーマンで介護をされている方がいらっしゃいます。愚痴を言える人もおらず、助けてくれる家族がいない方もいらっしゃいます。私自身の経験上、本当に心が一杯いっぱいになる時もあるのではないかと感じます。介護の専門職として、その方一人ひとりに何の支援が必要かそれぞれ違いますが、ご家族の話を「聴く」ことで、少しでも心を軽くできればと思い力いっぱい支援していきます。

 

短期入所担当  木下 朋子