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恩師の言葉

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恩師の言葉

皆様には、しんどい時・つらい時に支えになる言葉はありますか?

私は、高校生時代にハンドボール部に所属していました。チームは「全国制覇」「日本一」を目標として頑張っていましたので、練習は相当ハードでした。ただ、その中でもチームのモットーは「楽しいハンドボール」を掲げていました。しかし、炎天下での走りこみの練習等では、どうしてもきつい顔・つらい態度が表に出てしまいます。そのような時は、監督からこのような言葉で渇をいれられました。

「きつかときにきつか顔でするとは誰でん出来る!!きつか時こそ笑わんか!!!」

監督からの激を入れられた私たちは、心の中では反抗心を抱きながらも、そのような態度を続けるとものすごく怒られましたので、皆で作り笑いをしてごまかしていたものです。

しかし、作り笑いであるにしろ、その場の雰囲気は和んで次の練習にも感じよく移っていけたのを思い出します。

ただ、練習は相当きつかったですけど・・・

話は変わりますが、今から6年前の熊本地震の際、私たち職員は「白川の里」の復旧・復興に向けて休みもなく頑張っていました。

私も、設備補修・救援物資の調達等々で、当時は相当に辛かったことを思い出します。

しかし、私は辛いながらもこのように思いながら仕事をしていました。

「絶対にきつい顔はしないようにしよう。やらないといけないのであれば、笑いながらしよう」

振り返ってみると、恩師の言葉があったからこそ、このような気持ちで頑張れたのだと思います。

白川の里では「利他の精神」を掲げています。恩師の言葉は、利他を考える上で重要なポイントであるのでなはいかと考えると同時に、これから先に待っている辛いことや、しんどいことも、恩師の言葉を胸に刻んで頑張っていこうと思います。

介助職  森川 昌樹