白川の里の実践ブログblog

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私には、50年前に生き別れた母と姉がいます。

“母が元気なうちに一度は会ってみたい”という思いはありましたが、これまで実現することは出来ませんでした。

写真で見たことしかなく、記憶にもない母ですので、私を見て喜んでくれるかもわかりませんでしたが、思い切って会いに行きました。

長い時間をかけて移動し、集合場所へなんとか到着する事ができました。

会った瞬間、お互い自然と涙が流れていました。

そして、母と私がそっくりなことに一緒に大爆笑し、二人ともとても喜んでくれました。

一緒に食事をする間も私にずっと謝り続ける母を見て、50年間ずっと後悔していたのだろうと感じ取れました。

数年前に脳梗塞を患い、少し不自由になっている母ですが、元気なうちに会うことができ、遠くに住む孫やひ孫へとたくさんのお土産を選ぶ母の隣で、“私の今があるのは、母のお陰だ”と伝えることができ、本当に良かったと思っています。

                          通所介護事業所 リ-ダ-介護職 池田