少しずつ・・・
先日、コロナ陽性になったご入居者最後の1名がついに療養解除となられました。
まだ、油断はできませんが少し一区切りがついたかなとほっとしています。
約1か月という長い間、ピリピリしていた雰囲気がありましたが、少しずつ日常がもどりつつあります。
2月に入り、介助員さんが交流スペースに雛飾りを飾ってくれました。
散歩に来られたご入居者は、「わ~!きれいかね。立派立派!!」と顔をきらきらさせて眺めておられ、職員と昔話に花がさいておられました。
また、今月からは仏参が週に1回行われることになっています。
数名のご入居者が参加され、いつもは話されない方や、落ち着かない方も、仏壇の前に座りお数珠をみせただけで自然と手に取り、「南無阿弥陀仏~」とお経にあわせてお参りしている姿をみると、「暮らし」ってこういうことだなあとしみじみ思いました。
コロナ禍になり、感染対応が中心になったこの数年間で麻痺してしまった自分の感覚を戻していくと同時に、とはいってもまだまだ油断はできない感染症対策を両立しながら、今できる「暮らしの継続」を支援し、少しでも彩のある豊かな時間を提供していきたいと思います。
施設福祉課課長補佐 森園