初雪も降り、イルミネーションが一層冴え冴えと輝く寒さですね。冷たくなった指を息で温めると驚いた顔で手を合わせ、自分の息で試すC君。不思議そうに両手を見比べています。
子どもの手足は体の自在なコントロールを目指し、左右同時や左右交互の動きを獲得していきます。走り方がぎこちない子は両足跳びで左右の足の離地に時間差があったり、着地が乱れたりすることも。C君も両手を握ってジャンプの感覚を掴むところから始め、両足が揃うようになってからは片手繋ぎで距離感やタイミングを練習していました。
先日、今日は目線がしっかり合うな…と感じた時にそっと手を離し「C君、ピョンだよ!」と声を掛けると、充分な膝の屈伸を使って見事に両足ジャンプ成功!居合わせたスタッフ全員の歓声と拍手を受けると、次の周では3連続ジャンプに進化!
一人で成し遂げ自信に満ちたC君の笑顔が眩しくて、私は自分が早々と素敵なクリスマスプレゼントを受け取った気がしました。子どもの守護聖人、聖ニコラウスの金貨が煙突を通ってC君の靴下に入り、小さな足に祝福を与えてくれたのかと。
皆様はどんなクリスマスをお過ごしでしょうか。今年も残り僅かですね。どうぞご家族で良いお年をお迎えください。
児童発達支援センターおひさま 理学療法士 髙木明日香