若草学園の実践ブログblog

私の原点

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4月もあっという間に中旬になり、ピンクに染まった街並みも緑へと変わり始めました。

私はこの仕事を始めて2年目に突入していますが、先月まで一緒に働いた職員の方が最後に話された言葉がとても印象に残ったので紹介します。

 

「毎日全力でぶつかり合う、こんな仕事があったんだ!と思いました。」

 

私はこの言葉を聴いた時、ハッとさせられました。

毎日子どもたちと向き合い、一緒に笑って喜んで、時には悲しみ、どうしたらいいんだろう…と考える毎日。1年間子どもたちと喜怒哀楽を共にしながら過ごし、支援していくうちに、私の中で当たり前の毎日となって忘れかけていたもの…。

 

私たち支援者は全力で子どもたちと向き合い続け、子どもの成長と命の尊厳を守っているのだと改めて実感しました。

福祉職の経験がなかった方が、私たちと一緒に働いてくださり、福祉の魅力を持って仕事をやってくださっていたからこその発見であり、私を勇気づけてくれる言葉でした。また、福祉の道を志してきた私にとって、福祉の仕事にチャレンジし魅力を知ってくださったことに感動しました。

 

最後にその方は「あなたもすごいし、子どもたちも幸せだと思います。」と一言。

この言葉は私に、少しの自信と喜びをくれました。

今までたくさん悩み、分からないことだらけで、自分のことで精一杯でしたが、私なりの向き合い方が認められたような気がしました。

成長しているのは子どもたちだけではなかった…。

これからも支援者として私なりの向き合い方を試行錯誤しながら全力で支援に携わっていきたいと思います。

子どもたちが少しでも私たちを信じ、成長できるように。

私自身も、桜の季節と共に、原点に立ち返り、また明日から心機一転頑張ります!

入所部 山口