入所の施設心理士 霍田と申します。
1年と数か月の産休育休を頂き、4月より復帰しました。久しぶりに会った子どもたちからは「なんでおると!?」と驚かれたり、「赤ちゃんはどこにおると?」と気にしてくれたりと、反応がそれぞれ違っておもしろかったです😊 初めての仕事と育児の両立であっという間に1日が過ぎていきますが、子ども達の変化を見逃さないよう、しっかり向き合っていきたいなと思います。
施設心理士の業務の一つに、心理面接というものがあります。面接の中では自己表現を促すことや、ストレス発散などを目的に、子ども達が好きなことをして過ごしています。おしゃべりをする子もいれば、ペーパークラフトなどの工作をする子もいます。
中でも、アイロンビーズが大好きなAくんは、会うたびに「アイロンビーズをしよう」と声をかけてくれます。しかし、週1回のお約束でもあり、毎回は応えることができないのです。約束の日程を書いた用紙を渡し、その都度説明をしますが、だんだんとイライラしはじめて「今日が良いのに~」と不機嫌になることもしばしば…また、他の子が面接に行く様子も目にするため、“なんで自分はできないの!?”という思いも伝わってきます。
そして何度かそのやり取りを繰り返し、ようやく週1回の面接の日が来ると「ずっと我慢してたんだよ~」と穏やかな表情で教えてくれました。そして、Aくんと同じように待ちきれずにお部屋を覗いてきたお友だちに対して「Bくんごめんね。もうちょっと待っててね」と優しく声を掛けてくれたのです。
待つ時間はもどかしく、イライラとしてしまいがちですが、待つことで得られる達成感や喜びもきっとあったのでしょう。この経験をした、ほんのちょっぴり先輩になったAくんだからこそ、Bくんにも思いやりのある言葉をかけることができたのかなと感じました。
今回の出来事は小さな成功かもしれませんが、この小さな成功をたくさん積み重ねていくことで、自信や頑張るためのエネルギーへと繋がっていきます。この成長に大切な“小さな成功”が増えるサポートができるよう、私も地道にコツコツ、一緒に頑張っていきたいと思います。
入所部 施設心理士 霍田