児童発達支援センターおひさまでは、毎朝の朝礼で先生たちが子どもたちとのエピソードをシェアする時間があります。
「子どもの気持ち(意思決定支援)へのアプローチ」や「関わりの中で気づいたこと」、「成長を感じた瞬間」や「こだわり行動への向き合い方」など――。
一つひとつのお話の中には、先生たちの細やかな気づきや、子どもたちとのやり取りから生まれた発見がたくさん詰まっています。
朝のほんの短い時間ですが、子どもたちの姿や先生たちの関わりを共有できる、大切なひとときになっています。
子どもたちは、言葉がある子も、まだ言葉にならない子も、気持ちを行動で一生懸命に伝えてくれます。
療育の場面を見ていると、先生たちはその行動を代弁したり、わかりやすい言葉に置きかえたりしながら、一人ひとりに丁寧に向き合っています。そんな関わりの中で、子どもたちは「できた!」「わかった!」という喜びを重ね、自分への自信を育んでいきます。
「先生、わかったよ!」
「わかんないよ!!」
「できない!」
「先生、できたよ!!」
「そっか!これでいいんだ!!」
「もうやらない!!」
毎日、こんなふうに子どもたちは全身で気持ちを伝えてくれます。ときには障がい特性による行動もあり、行動分析をしたり職員同士で話し合ったりしながら対応することも必要です。先生たちが汗をかきながら必死に向き合う姿も、よく見られる光景です。
私は、子どもたちのまっすぐな意思表示は、本当に素晴らしいことだと思っています。なぜなら、人とのコミュニケーションは、人と関わる中でしか学べないものだからです。
おひさまでの療育は、子どもの「伝えたい」「感じてほしい」という気持ちをしっかり受け止めながら、身体(軸づくり)、心(気持ち)、行動(反射や反応)を整えていくことを大切にしています。そして、その日の子どもたちの様子は、保護者や園の先生方と共有しています。
調子がいい日もあれば、そうでない日もある。けれど、毎日向き合う中で、私たちが子どもたちから学ばせてもらうことは本当にたくさんあります。
そう、おひさまに通ってくれる子どもたちは、私たちにとって大切な「先生」でもあるのです。
これからも子どもを真ん中に置いた支援を大切にしながら、保護者の方々や園・学校の先生方、相談支援専門員、訪問支援員、そしておひさまの仲間と手を取り合って、一歩一歩進んでいきたいと思います。
児童発達支援センターおひさま
相談支援センターいちばん星
管理者 伊豆野良栄