3月は別れの季節ですね。
私の受け持った担当児童にも男子高校3年生の児童がいます。
去年から若草児童学園で勤務させて頂き、初めて受け持った児童の1人で、今年も担当になりました。
一番初めは、お互いに緊張し、自己紹介だけで会話が終了…
小学生男子とは違い、思春期真っただ中の高校生と関わるのは本当に難しいと感じる毎日でした。
また、担当が女性職員だと気軽に相談をしにくいのでは?と勝手に思い込むこともありました。
しかし、1年目の冬頃からその児童は何の抵抗もなく「相談いいですか?」と声をかけてくれるようになりました。
会話の中で、
「俺何でも担当に話してしまうタイプだけん」
その言葉を聞いた時は、とても安心したことを覚えています。
抱え込まず職員に話せること、心の壁なく会話をしてくれることに安心しました。
それから、その児童は相談事だけではなく、自分の好きなことや趣味の話、買いたいけど我慢している物、お出かけの予定の話など色々話してくれるようになりました。
また、時には他児童には見せないような涙を私の前で流すこともありました。職員の前で涙を流しても児童棟に戻ると普段の顔に戻る姿を見て、彼の強さを知りました。
そんな彼も今年卒業。
私は、子育て経験もなく親になったこともありません。しかし私自身も子どもだった時、どんなことをされて嬉しかったか、どんな言葉が励みになったか、経験してきました。
相談を受けている時や悩みを聞いている時は、共感できる部分もあり、私も同じ悩みをもっていたなぁ・・と感じながら聴くこともありました。時代は変わっても、私たちの時代と変わらないもの、誰もが通る道があるのだと実感しています。
私は子どもの気持ちに共感しながら、職員として、大人として、専門職として、伝えるべきことを伝えながら関わってきました。
もし、私たち職員の声かけや伝えてきた言葉が今は届かなくても何度も何度も伝え、子ども達の将来に活き、支えになれば、とても嬉しく、私たち職員のやりがいになります。
子ども達の今と将来に目を向け、これからも支援に携わっていけたらと思います。
最後に担当した男子高校生児童から
「最初は不安だったけど、担当が先生でよかった」と一言。目頭が熱くなる言葉でした。
この言葉は私の宝物です。
今年卒業され社会人になる子ども達へ、
夢に向かって立派な社会人になってね!
入所部 松村