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子どもと関わる時に配慮していること~児童発達支援センターおひさま~

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 今日は、私が子どもと関わるときに配慮している点について、一部にはなりますがお話したいと思います。

(常に意識していることは9点ほどありますが、今日はそのうちの4点を書きます)

 

【子どもと関わる時に配慮していること】

1.原因の理解(環境の変化等に対する気づき)

子どもが困っているとき、どんな環境因子があるのかを考え、関わるようにしています。もしかすると、大人が気付いていない微妙な変化(普段との違い)があっているかも…。

 

2.安心感や見通しを与える姿勢

まず、子どもが「この先生いやだ!」と思ったら、安心感を与えることができません。子どもの好きなことや得意なことを事前に情報収集しておくことは基本だと思います。

更に、子ども一人ひとりに応じた適度な距離感を保つことで、「この先生といると何か安心するよねえ~」と思ってもらえるようにしています。

また、先の見通しをわかりやすく伝える事も安心感につながりますよね…。

 

3.視線(アイコンタクト)の配慮

 

目は心の窓とも呼ばれ、非言語的コミュニケーションの一つとして、子どもに様々な印象を与えてしまいます。私は、子どもと関わる時、目の開き方、目じりの下げ方、子どもとの目の合わせ方(焦点を左目にあてるか右目にあてるか)等、場面ごとに、子どもの状態の都度、考えながら視線を送るようにしています。

3.声のかけ方、大きさ、トーン、内容への配慮

子どもに声をかけるとき、ただ声をかけるのではなく、正面から声をかけるのか?右斜め前からか?左斜め前からか?後ろからか?横(右?左?)からか?…立ったままか、座ってか、膝をついた方が良いか、椅子に座った方が良いか…等を考えてから声をかけるようにしています。

特に気をつけていることは、声をかけて要件を伝える前には、必ず『子どもの名前』をつけるようにしています。『こんにちは!』と声をかけるより『〇〇くん、こんにちは!』と名前をつけることで、子どもはこちらに意識を向けてくれます。ただ、やみくもに『こんにちは!』と言っても、子どもからすれば、だれに挨拶をされているか分からないと思います。

声の大きさやトーンについても、低いトーンから徐々に高くしていくなど、子どもの表情を観察しながら調整しています。

また、内容についても、子どもの気持ちが切り替わらないような楽しすぎる話題のウエイトは抑え、今することや今からすることの話の内容にウエイトをかけるようにしています。

 

 1秒1秒変化する子ども気持ちに対応できるよう、子どもの世界に飛び込み、『こうじゃないかな?』『こうしたら、いいかも?』とその子のことを『分かろうとする』ことが大切なのではないかと考えています。

 次回は残りの5点についてお話できたらと思います。。。

 

児童発達支援センターおひさま 河野 光輝