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生計困難者レスキュー事業

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生計困難者レスキュー事業

 社会福祉法人白川園では、社会貢献活動の一環として、生計困難者レスキュー事業を実施しています。生計困難者への心理的不安の軽減や公的な制度やサービス等への橋渡しを行うことを目的とし、生計困難者に対する相談・支援事業を実施しています。事業としては、生計困難者が公的な制度やサービスなどを受けられようになるまでの間、必要に応じて生活必需品の給付、一時的な住まいや食事等の提供等、経済的援助(現物給付)を行います。

  相談例としては、「(様々な諸事情から)住む家がない」「所持金がない」「今日、食べるものがない」「料金滞納で電気やガスが使えない」など、背景は様々です。生活困窮に陥る事情も、病気、失業、引きこもり、多重債務など、複合化しています。

  様々な事情から、行政や社会福祉協議会を通して、白川園のレスキュー事業に繋がってきます。緊急を要する案件が多く、常に相談員のフットワークの軽さと、案件に対する即時対応を求められます。短い時間で情報収集を行い、実態の把握、相談者との面談、関係機関との連携会議を行い「命を繋ぐための支援」がスタートします。

  小さな子どもを抱え、家族で来られる相談者もあり、生活環境(お風呂、冷蔵庫、台所、ガスなど)に悩むことがありました。今年度は、一つの事例から、小さなプレハブを改良し、環境を整えることが出来ました。

 「事例から学ぶ」ことの大切さ、法人の懐の深さ、「ひとりのいのちにみんなで寄り添う」ことの極みを感じています。

  今後は、レスキュー事業だけでなく、若草児童学園に入所している子ども達の自立生活訓練の場としても使えるようにと、プレハブの名前(愛称)を検討しています!これから、自立して社会に巣立っていく場所となるような名前「○○ハウス」を募集しています!

  良い名前がありましたら、お声かけ下さいね!

 

                                                    相談支援センターいちばん星 伊豆野