若草学園の実践ブログblog

カウンセリング研修

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「コップの使い方についてそれぞれ話し合いましょう。」

 

 

これは、10月と11月に行われた、カウンセリング研修のグループワークの話し合いの議題になった言葉です。

このグループワークは1グループ5名ずつで分かれ、私もあるグループに入り話し合いをしました。

 

 まず私がコップと言われイメージしたのは、白のマグカップで、使い方とは飲みものを飲む、水などを入れる。

水やりに使う、スープにつかう、絵を描く、絵のモデルとして使うなど浮かびました。

しかし、このグループワークは浮かんだものをただ言うのではなく、一人ひとり言っていくのですが、他のメンバーがコップと聞いて浮かんだのが、ガラス、紙コップ、鉄のコップとコップの種類も違い、使い方も花瓶に使う、キャンドルに使う、紙コップを二つ重ねてマラカスにする、絵の具の水差しに使う、お菓子作りにつかうなど次々意見が出てきました。

他の人の意見を聞くと私も、学園の子どもたちがコップを積み重ねて遊んだり、泥団子づくりに使用する姿が浮かび次々意見が出てきて、私のグループは5分間の間に35個も出て来てました。

大体出ただろうと思っていた所他のグループの意見を聞くと、陶芸でつくる、灰皿にする、コップを割るなど更に意見が出て来てびっくりしたこと、70人ほどのメンバーがそれぞれ5分間話し合いこんなに意見が出るのか、みんないろいろ考えるのかと思いました。

 

カウンセリングでも多くの方がカウンセラー相手に話をしに来られ、話を聞きますが、それぞれ考え方、物事の捉え方が違う中、カウンセラーは、ただ話を聞くのではなく、話を引き出すようなきき方、話した内容と話し方で相談者がどのように受け取って欲しいのか、カウンセラーとして言ってはいけない言葉に気を付けながら話を聞いていくことが、簡単そうに見えてとても難しく、スキルが求められているのか改めて学び直すことができました。

 

今回4日間研修に参加し学んだ中で、学園の子ども達に対し使っていける話し方、話しの聞き方もありましたので、これからの関わり方で活かしていき、子ども達が自分の思いを溜めこまず、話せる環境を作っていけるきっかけとなれるように頑張っていきたいと思いました。

 

 

 入所部 吉良