若草学園の実践ブログblog

遊びを通して...

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年が明けてあっという間に半月が過ぎ、時の流れの速さを感じます。

今年は暖冬と言えども、寒いことに変わりはないよなーと思う今日この頃です。

 

しかし、学校へ子どもたちをお迎えに行くと半袖で靴箱から出てくる姿が!!

厚着をしているお子さんの方が多いものの、半袖のお子さんも少なくはないようで

子どもはやっぱり元気だなあと思いました。

 

そんなある日のこと。

 

学校が早く終わりお友達全員がそろうまでに少し時間があったため、外でサッカーをして遊んだ時のことです。

子どもが4人いたため、スタッフ2人も入り、2つのチームに分かれてゲームを行いました。

1チーム3人(子ども2人、スタッフ1人)でキーパー等の配置を決めてゲームがスタート。

 

サッカーが大好きで負けず嫌いのH君。キーパーはK君がしていたため、スタッフと2人でゴールに向かって攻めます。H君はドリブルが得意なため、1人で相手を次々とかわしてゴールを決めており余裕の表情を見せていました。「先生にもボールまわしていいんだよ」と声をかけると『分かっとるけん』と言うも前半が終わるまでH君1人で攻める姿がありました。

 

前半が終わり、休憩をはさんで後半戦。休憩の間に作戦会議としてチームの配置などを話し合うよう伝えていました。キーパーだったK君がボールを運びたいということでスタッフと交代をしてスタート。

 

“サッカーは少し苦手なんだよな~”と口にしていたK君。ゲームが始まってすぐは、先ほどと同じようにH君が1人で攻めるところがありました。しかし、ボールをゴール付近まで運ぶと『K君いくよ!!』とシュートを決めやすい位置へパスをしたのです。ゴールは決まりませんでしたが、何回もパスをしてくれたH君。ゲームが終盤に差し掛かったときにはK君に『少し疲れたよね。』とも声をかけてくれていました。

 

スタッフに対しては『先生もっと走って!』と少しスパルタの声かけをしていたH君でしたが、K君に対しての優しい関わりを見て気持ちがほっこりしました(*^_^*)

 

ゲームが終わると、その場に座り込み立ち上がらないH君。どうしたのか聞くと「全力を出したら動けなくなった」と笑って応えられており、サッカーを通してまた違った一面を見ることが出来ました☆

これからも活動だけでなく、遊び等ひとつひとつの場面でのやりとりも見守っていき、

子どもたちの素敵なところをたくさん見つけて本人に伝えて行きたいと思います♫

 

スタッフも子どもたちに負けないように、全力で遊びを楽しみ、元気に過ごしていきます☀

 

若草学園通所部

放課後等デイサービス おひさま  金子