最近、深刻になっているコロナウィルス。
子ども達にも影響を及ぼし、全国の小、中、高が休校で何処にも預かってもらえず
一人で家にお留守番をしている子ども達もいれば、低学年でひとりでは家に置いとけない
子どもがいる所は、しょうがなく母親が仕事を休んで見られるところもあります。
いろいろなイベントも中止になり、楽しい事がどんどん奪われていっています。
早く、この状況から抜け出せたらいいなと思います。
今日はそんな休みの中、事業所に来てくれている子どもの事をお話ししたいと思います。
Aさんは何年も前から、事業所に通っていて、日中事業所もご利用されています。
家ではおしゃべりする事もありますが、事業所では話をしたことはありません。
コミュニケーションは、絵カードや言葉かけしながらのジェスチャー等で行っています。
トイレでの排泄が、なかなか難しく、Aさんの中では「トイレ=排泄する場所」という事が繋がっていませんでした。トイレに行く時間を決め、絵カードを見せてトイレに誘導してみたり、トイレでは3分間座る等、色々とスタッフで話し合いをしてやってみましたが、効果はなく保護者の方にも家での様子をお聞きしたりしましたが、家でもトイレではしない事が多いと話されていました。
ところが先日のご利用の時、連絡帳にトイレで「う~ん!して」と言うと「う~ん」と言い力を入れ排泄が出来るようになりました。と書いてあり早速その日に試してみました。
すると一日のうち三回トイレに誘導しましたが、そのうち二回、トイレで排泄する事ができ、スタッフ同士で驚きました。
あんなに試行錯誤して、トイレでどうしたら排泄できるか考えていた事が、何処にキーワードがあるか分からないものだなと感じました。
Aさんの中で「トイレ=排泄する」が「う~ん」という事とで力を入れる・排泄が出来たに繋がった瞬間だったんだと思います。
子ども達、ひとりひとり違った理解力があり、それをどうやって引き出していくか、色々な面から見ていき、ご家庭の方たちともしっかり共感していくことが子ども達の成長に繋がる事が今回の事でよく解りました。
これからは色々な事を試していき、子どもの成長を感じていきたいと思います。
若草学園 通所部
放課後等デイサービス おひさまぷらす
緒方