若草学園の実践ブログblog

学んだことからチームアプローチへ

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今年度も色々あったな~と考えながら今年度学んだことを振り返りました。大雑把な性格ですが一応、年度の目標計画を立てることにしています。自分だけの計画なので大それたことを考えることもありますが・・・。

今年度は有難いことに色んな学びの場に参加させて頂きました。その中でも熊本県子ども総合療育センターでのスキルアップ研修はボリュームもありましたが人との出会いもありました。

その研修で学んだことは・・・。

療育は、その子の個別支援計画に基づいて活動プログラムに取り組んでいきます。個別支援計画書を作成するためには、「その子」がどんな子なのか「見立てる」ことから始まります。

「どんな子?」って掴むのに地道な情報収集と情報分析が必要です。まずはご家族からの情報をいただき、ご家族の想いも汲み取ります。「その子」は小さくとも社会に繋がって生活しています。関係機関との情報共有は心強く頼りになる連携へと繋がっていきます。情報を沢山頂いてから事業所のスタッフとのミーティングを通して情報の整理をしてやっと「その子」の全体像を掴むことになります。「その子」がどんな子なのか掴んだら「その子」の課題分析をします。「できること・できそうなこと・できないこと」を見極めてから個別支援計画書を作成します。それから計画書を基に療育プログラムを組み立てて療育スタートという流れになります。文章に書くとスムーズに流れて行くように感じますが、「気配り、聞く力、伝える力、アイディア、想像力、発想力、探求力、学ぶ力、体力、協調性・・・・」色んな力が求められ心が折れそうになります。何回も立ち止まり、「これでいいのかな・・」「間違ったことをしていないかな・・」「ご家族は理解して下さっているだろうか・・」私自身の自己肯定感はどこへやら・・です。そこで頼りになるのが一緒に頑張っているスタッフです。療育はチームアプローチが大切で「その子」にチームで関わります。頼りになるチームですが仲良しなだけではありません。思いや考え方の違いですれ違いもおきます。一生懸命な分、譲れない時もあります。そんな時は話すしかありません。「自分の言葉で話し、しっかり相手の考えも聞く、そして一つの方針を決める。」これを繰り返すことで自分たちで考えて組み立てた療育が「その子」に提供できるのだと思っています。

「チームアプローチ」、好きな言葉です。療育に携わるようになってからよく使うようになりました。好きな言葉で終わらず、行動に移せるよう学びを深めようと思います。

放課後等デイサービス おひさまぷらす 吉田