若草学園の実践ブログblog

卒園おめでとう!(新型コロナの中)

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3月14日(土)若草児童学園の卒園式が行われました。

 

阿部首相より、先月27日に新型コロナウイルス感染防止のため学校休校要請があり、園の子ども達も毎日園内で過ごすことになりました。

始めは、「やったー、学校休み」と喜んでいた子ども達も1週間もすると学校が恋しくなったのか「ひま~、ひま~~」という声が聞こえるようになりました。

大人達も新型コロナによる様々な報道に振り回され、学校の初めての長期休校の対策にあわててました。

マスクが足りない、トイレットペーパーもなくなる?消毒液も・・・

そんな時、一番に管理者はじめ職員は、子ども達の生活の安全と生活用品の確保を口々に話し合い行動しました。

殆どの行事が中止となりましたが、年度末を迎え入試・卒業・終了式と一年を締めくくる大事な行事が待っていました。

各機関でそれぞれの対策が行われ、小規模での行事となり残念です。

 

そんな中、14日は学園の卒園式でした。

今年は、4名の高校生が卒園し新しい生活の場へ旅立ちました。

子ども達は、それぞれの思い出をしっかり胸にしまい笑顔で式を終える事が出来ました。

子ども達が楽しみにしていた会食は中止になり、保護者以外の外部からの参加は、お断りの縮小した卒園式です。

世界規模の縮小なのでしかたないという気持ちと収束の見込みがたたない不安でいっぱいになります。

しかし、子ども達はそんな世の中の事を察してか、誰も責めたりしません。帰省が出来なくなった子も「しかたないよね」と自分に言い聞かせていました。

「すごいね」「よく我慢できたね」と声を掛けると笑顔が返ってきて少し安心しました。

 

こんな時こそ助け合い、励まし合う思いやりの気持ちが必要です。今、出来る事をみんなで考え、子ども達の為に明るく・元気に生活出来る工夫をしていきたいと思います。

そして、みんなの力でこの危機を乗り越えていきましょう。

                       入所部   山下