若草学園の実践ブログblog

家庭支援を考える・・・

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全国のPTAアンケートの中で、子どもが親から一番言われる嫌いな言葉は「早くしなさい。」なんだそうです。

「早く起きなさい。早く食べなさい。早く顔を洗いなさい。…早く寝なさい。」 起きてから寝るまで「早く…」

私もわが子に対して「早く勉強しなさい。」などと、ついつい言ってしまいます。

しかし、自分が同じことを言われたら…と振り返ると「今、しようと思ったのに…」とか否定的に考えてしまいます。

そう考えてみたら自分自身も言われて嫌な言葉だったはず。発達に課題のある子どもさんの中には「早くって言われても、どうして早くする必要があるの?何を早くすればいいの?」と思ってしまう子どもさんもいらっしゃいます。

親という漢字は「木の上に立って見る(親)」と書きます。待って見ることも大切な支援の一つ。少しだけ待ってみると、子どもたちのできない理由や行動特性が客観的に見えてきます。子どもたちのことが分かると支援のヒントも見えてくると思います。

 

新型コロナウイルス感染症に係る、県と熊本市の合同専門家会議が5日にまとめた提言により、熊本県は、本日(5月7日)から大学、学習塾、体育館、ボウリング場などの運動施設。劇場、映画館、集会場、展示施設、博物館、美術館、図書館、商業施設などについて、感染拡大防止に努めつつ営業再開可能となりました。

しかし、小中高校については「再開可能」としたが、休校措置は当面維持するとの方向性となっています。

 

このことにより、こどもたちにとっては、もうしばらくストレスのかかる時間が続くと思いますが、現在、おひさまでは、家庭でできる療育教材等の開発を行うと共に、オンライン療育等の準備も進めています。

保護者の皆さんと一緒になって支援のヒントを見つけ、この状況下でも、こどもの最善の利益を考えた療育が提供できるよう、職員一丸となって取り組んでいきたいと考えています。

 

*上の画像は、児童発達支援の先生の手作り教材です(手先の巧緻性を高めるための紐通しグッズです)

 

児童発達支援センターおひさま

河野 光輝